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更新日:2026年4月23日

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No.569「知らず知らずのうちに」

先日、わたしは友人のサキ(仮名)と人気の観光スポットへ日帰り旅行に行きました。有名な場所だけあって通りにはたくさんの人、しかも多くの外国人がいて、雄大な風景の写真撮影をしながら飲み物を飲んだり、店内で大きな声で話したりしていました。歩いて観光スポットを巡っていると、道の隅にはごみが散乱…わたしは「やっぱり外国人がポイ捨てしているんだ。好き勝手しないできちんとマナーを守ってもらわないとね。なんか見た目も怖いし…」と言うと、サキは「外国人は、みんなそうなのかな…」と小声でつぶやいたのです。
そろそろ帰ろうと駅に向かうタクシーの中で、運転手さんに「外国人観光客が多いですね。地元の人たちも大変でしょう?」と伝えると「よくそのように言われるんですけど、実はそんなことはないんですよ。地元に住む外国の方も多くて、その人たちは地域をきれいにしようと月に2度ほど、みんなでごみ拾いボランティアをしてくれていますし、今日の旅行者なんて、ごみ箱が少ないですねという話から、自分のごみは全部自分で持って帰ってますと言って笑ってましたしね」と言うのです。黙って聞いていると、サキが「わたしの職場にも外国の方がいるんだけど、すごくすてきな人なの。今、その人の国の文化や習慣をいろいろ教えてもらっているんだ。その人も、日本の文化や伝統に興味を持っていて日本のことを理解しようと努力している。さっきポイ捨てのことを言っていたけど、わたしの知っている外国の方も同じように見られているのかと思うと少し悲しかった…」と。わたしはハッとしました。迷惑と思われる行為や問題となっている事柄の原因を、知らず知らずのうちに外国の方の性格や行動と決め付け、外国の方をひとまとまりにして見ていたのだと気付いたのです。
生活を振り返ると、今や外国の方たちは欠かせないパートナーで、お互い助け合って共生している身近な存在です。今回の旅行は楽しい思い出とともに、学びの多い旅となりました。

大分市人権イメージキャラクター「ズータン」無意識のうちに他者や物事を決め付けてしまうことがあります。まずは、自分の「当たり前」に気付き、見つめ直していくことが大切なのではないでしょうか。

 

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