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更新日:2025年10月27日

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No.563「自分らしい選択ができること」

「今どきの学校の制服は、女の子もスラックスなんだな。職場体験に来た子たちを見て自分たちの世代と変わったなと感じたよ」と突然父が夕飯のときに言ったのです。母は「そうよ、サキ(仮名)が来年入学する学校もスラックス・スカート・ハーフパンツの中から自分が着たいものを選べるのよ」と説明していました。すると父はわたしに「サキは、どうするんだ?」と聞いてきたので「今、考え中」とだけ答えると母が「選択することができるのってうらやましいな」と言うのです。わたしがその理由を尋ねると「だって、毎日着るものって大事でしょ。わたしもスラックスの制服着たかったな」と言うのでした。
母は確かに動きやすさを重視したファッションを楽しむ人で、パンツスーツがとても似合っているな、とわたしはいつも思っていました。「制服はスラックスにしようかな?」と言うと、父は少し驚いた顔をしながら「サキはスカートの方が似合うと思うけど…」と言ったのです。そんな父を見ながら母は「自分が好きなのを選んだらいいよ」と言ってから「着たいものを選ぶときって、動きやすさ・好み・あざや傷を見せたくないとか人の数だけ理由があるんじゃないのかな。選択できる権利がある、そして自由に選択できる環境もあるってすてきなことよね」と自分に言いきかせるように話したのです。
真剣な顔で聞いていた父が「今の学校ってそういう環境に変わってきているんだな。誰もが自分らしい選択に自信が持てる社会になっていくといいよな」と納得した様子で言ったのです。わたしは家族とこのような話ができたことをうれしく思ったのでした。

おおいた市人権イメージキャラクターキッピイ

自分らしく自己決定できる社会は、誰にとっても安心して過ごせる社会ではないでしょうか?

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