更新日:2020年6月22日
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令和2年度6月追加補正予算(案)は原案通り可決されました。
今回の補正予算は、国の第2次補正予算に係る経費として、ひとり親世帯に対する臨時特別給付金をはじめ、6月より完全再開した小中学校における人員体制の強化や感染症対策等の整備、出産を控えている方や感染リスクが高い手術等を受ける方に対するPCR等の検査費用の助成のほか、本市独自の取り組みとして、民間医療機関におけるPCR検査機器や宿泊施設における感染症対策機器の導入支援等に要する経費を計上しました。
その結果、一般会計の補正額としては、14億6,300万円を計上しています。
まず、「就労継続支援事業所 活性化事業費補助金」については、3,000万円を計上しています。
これは、新型コロナウイルス感染症拡大により収入が減少している就労支援事業所が多くなっていることから、事業所に対し補助を行い、障がい者の就労を維持・確保する場を支援します。
次の、「生活困窮者自立相談支援事業」には、1,400万円を計上しています。
次の、「PCR等検査費補助事業」には6,000万円を計上しています。
次の、「妊産婦総合対策事業」には、7,600万円を計上しています。
次に、「ひとり親世帯臨時特別給付金」が新設されます。これは、児童扶養手当という、18歳以下のお子さんをお持ちのひとり親世帯に対し、所得に応じて給付を行う制度がありますが、新型コロナウイルス感染症の影響による子育て負担の増加や収入の減少に対して支援を行います。
すでに児童扶養手当を受給している世帯には、現在の給付に加え、5万円の「臨時特別給付金」を支給し、子どもが1人増えるごとに3万円ずつ加算することとし、収入が大きく減少したひとり親世帯には、さらに5万円を支給します。
また、これまで児童扶養手当の対象になっていないものの、今回の事態によって収入が大きく減少したひとり親世帯に対しても、新たに5万円を支給することとしています。
次の、「児童福祉施設等感染症対策事業」には、1億7,200万円を計上しています。
次の、「学習支援員配置事業」には、1億3,100万円を計上しています。
次の、「スクールサポートスタッフ配置事業」には、6100万円を計上しています。
小中学校の臨時休業後の学校再開にあたり、新型コロナウイルス感染症対策で増加する教員の業務をサポートするスタッフを追加配置します。
現在既に12名を配置していますが、5学級以下の小規模校を除く、未配置の学校61校に1名ずつ追加配置します。
次の、「学校教育活動再開支援事業」は学校再開に伴う感染症対策や学習保障に係る経費として1億2,900万円を計上しています。
小中学校の通常登校が再開しましたので、消毒液の購入や換気設備の設置を行う「感染症対策」のほか、「学習保障」として、教材や空き教室を活用する際の備品の購入等の取り組みに対する経費を計上することとします。
各学校へは規模に応じて1校あたり100万円から200万円程度を措置する予定です。
本市独自の取り組みについては、まず、「PCR検査機器等整備費補助金」として6,000万円を計上しています。
大分市保健所と大分県衛生環境研究センター以外の民間医療機関でPCR検査が実施できるよう、検査機器の購入費等に対し補助を行い、本市における検査体制を強化します。
次の、「認可外保育施設 保育料緊急支援補助金」には、1,200万円を計上しています。
次の、「新型コロナウイルス感染症対策 機器導入支援補助金」には、4,000万円を計上しています。
今回の補正の財源としては、国・県支出金が14億6,249万9千円、そのうち、国からの臨時交付金が4億2,319万4千円、その他の50万1千円を計上しています。
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