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更新日:2024年7月25日

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感染症発生動向情報

2024年第29週 7月15日~7月21日分  

大分市感染症発生動向(第29週)(PDF:1,373KB)

新型コロナウイルス感染症の患者報告数は29.06でした。増加傾向にあり、注意が必要です。

 新型コロナウイルス感染症は、新型コロナウイルスが原因で起こる疾患です。

 〈症状〉発熱や風邪症状(のどの痛み、咳、食欲不振、倦怠感、頭痛、下痢)が特徴です。

 〈経路〉手指に付着したウイルスや、感染者の咳、くしゃみや会話などで生じるウイルスを含んだ飛沫や空気中を漂うエアロゾルが、目や気道の粘膜に侵入することで感染します。

 〈予防〉流水と石けんによる手洗いやアルコール手指消毒剤の使用、部屋の換気、マスクの着用などの基本的な対策を心がけましょう。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の患者報告数は4.09でした。前週より増加していますが、警報レベルが続いており、引き続き注意が必要です。

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、A群溶血性レンサ球菌によって起こる感染症です。

 〈症状〉2~5日の潜伏期の後に、発熱、咽頭発赤、苺状の舌などが現れ、嘔吐を伴うことがあります。まれに重症化し、のどや舌、全身に発赤が拡がる「猩紅熱」になることがあります。

 〈経路〉手指に付着した細菌や、感染者の咳、くしゃみや会話などで生じる細菌を含んだ飛沫が、目や気道の粘膜に侵入することで感染します。

 〈予防〉流水、石けんによる手洗いが基本です。流水と石けんでしっかりと手を洗い、タオルの共用は避け、使い捨てのペーパータオル等を使用しましょう。

感染性胃腸炎の患者報告数は15.64でした。前週より減少していますが、警報レベルが続いており、引き続き注意が必要です。

 ウイルス性の感染性胃腸炎は、1年を通して発生しており、ノロウイルスやロタウイルスが原因で起こる疾患です。

 〈症状〉原因となるウイルスなどによって異なりますが、主に嘔吐や下痢、腹痛、発熱などがみられます。

 〈経路〉多くの場合、汚染された水や食品による経口感染や、感染者の嘔吐物や便に触れた手を介して感染します。

 〈予防〉特に調理前・食事前や排便後の手洗いを十分に行い、タオルの共用は避けましょう。

 〈処理〉嘔吐物や便などを処理する際はマスクや手袋を着用し、ペーパータオル等で嘔吐物や便を拭き取り、ビニール袋などに入れしっかり封をして廃棄してください。その後、嘔吐物・便のあった場所と汚れた衣服・物品を消毒液:水500ml+ペットボトルキャップ2杯の塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)で消毒してください。

手足口病の患者報告数は5.64でした。前週より減少していますが、警報レベルが続いており、引き続き注意が必要です。

 手足口病は、エンテロウイルスやコクサッキーウイルスによって起こる感染症です。

 〈症状〉3~5日の潜伏期の後に、口の中や手のひら、足の底に2~3mmの水疱性の発疹が出ます。発熱がみられることがありますが、あまり高熱にはなりません。その他には、食欲不振やのどの痛みなどの症状がみられます。

 〈経路〉手指に付着したウイルスや感染者の咳、くしゃみや会話などで生じるウイルスを含んだ飛沫が、目や気道の粘膜に侵入することで感染します。

 〈予防〉流水、石けんによる手洗いが基本です。症状がなくなっても、しばらくの間は便からウイルスが排泄されます。食事の前やトイレの後、おむつを交換した後は、流水と石けんでしっかりと手を洗い、タオルの共用は避け、使い捨てのペーパータオル等を使用しましょう。

RSウイルス感染症の患者報告数は6.82でした。前週より増加しています。引き続き注意が必要です。

 RSウイルス感染症は感染力が強く、2歳頃までにほぼ100%の子どもが感染するとされる呼吸器の感染症です。

 〈症状〉軽い風邪症状から重い肺炎までさまざまです。初感染の乳幼児では肺炎、細気管支炎、急性脳炎などの合併症がおこる場合もあります。

 〈経路〉感染している人の咳やくしゃみ等しぶきを吸い込む飛沫感染と、ウイルスが潜んでいる鼻水や唾液等が付着した物や手指を触ったりなめたりすることで感染する接触感染があります。

 〈予防〉流水、石けんによる手洗いが基本です。流水と石けんでしっかりと手を洗い、タオルの共用は避け、使い捨てのペーパータオル等を使用しましょう。保育園等、集団生活の場で感染が拡大しやすいので、おもちゃ等の消毒(アルコール等)に心がけましょう。

マイコプラズマ肺炎の患者報告数は3.64でした。患者報告数が急激に増加しているため、今後注意が必要です。

 マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマによって起こる感染症です。

〈症状〉2~3週間の潜伏期の後に、発熱、全身倦怠感、頭痛などが現れ、最初の症状出現の3~5日後から、乾いた咳が出始め、時間の経過とともに咳は強くなり、解熱した後も3~4週間程度、咳が続きます。

 〈経路〉手指に付着した病原体や、感染者の咳、くしゃみや会話などで生じる病原体を含んだ飛沫が、目や気道の粘膜に侵入することで感染します。

 〈予防〉流水、石けんによる手洗いが基本です。流水と石けんでしっかりと手を洗い、タオルの共用は避け、使い捨てのペーパータオル等を使用しましょう。

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