更新日:2024年6月17日
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ダニが媒介する感染症の中でも、大分市では主に重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱、ツツガムシ病が報告されています。
今年は特に重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の発生が続いており、春から秋にかけてダニの活動が活発になることから、ダニに咬まれる危険性が高まり、今後も発生が増加することが懸念されます。
これらの感染症にかからないためには、ダニに咬まれないことが重要です。
農作業やレジャーなどの際にマダニに咬まれないよう、露出の少ない服装で活動し、活動後はマダニに咬まれていないか確認することが重要です。また、マダニに咬まれていることに気づいた際は、医療機関で処置してもらいましょう。
ダニが媒介する感染症には「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」や「日本紅斑熱」、「つつが虫病」などがあり、病原体を保有するダニに咬まれると、数日から2週間後に発熱・発疹・消化器症状などを発症することがあります。
ダニ媒介感染症を引き起こすダニ(マダニ類やツツガムシ類)は、野外の藪や草むらなどに生息しており、食品などに発生するコナダニや、寝具などに発生するヒョウヒダニなどの屋内に生息するダニとは種類が異なります。
感染症名 | 潜伏期間 | 症状 |
---|---|---|
重症熱性血小板減少症候群(SFTS) | 6日~14日 |
発熱、食欲低下、嘔気、嘔吐、腹痛、全身倦怠感など。 高齢者での発症例・重症化例が多くみられる。重症化すると死亡することもある。 |
日本紅斑熱 | 2日~8日 | 発熱、発疹、頭痛、全身倦怠感など。 |
ツツガムシ病 | 5日~14日 | 発熱、発疹、赤黒く盛り上がったかさぶた(刺し口)など。 |
フタトゲチマダニ 画像提供元「国立感染症研究所」
ダニに咬まれないようにすることが重要です。