更新日:2010年3月17日
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新型インフルエンザとは、動物、特に鳥類のインフルエンザウイルスが遺伝子の変異により人から人へ感染するようになって起こる病気のことです。
新型インフルエンザはこれまでおよそ10年から40年の周期で発生しており、ほとんどの人が新型のインフルエンザウイルスに対する免疫を持っていないため、世界的な大流行を引き起こすこととなります。
20世紀では、1918年(大正7年)に発生したスペインインフルエンザ(通称 スペイン風邪)の大流行が最大です。
また、1957年(昭和32年)にはアジアインフルエンザ(通称 アジア風邪)、1968年(昭和43年)には香港インフルエンザ(通称 香港風邪)がそれぞれ大流行を引き起こしています。
いずれも鳥由来のウイルスが人から人へ感染するようになって、引き起こされたと考えられています。
近年、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)が東南アジアを中心に流行し、また、ヨーロッパやアフリカでも確認されるなど、依然として流行が拡大・継続しています。
日本(山口県)においては平成16年1月、79年ぶりの高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されました。
その後、大分県や京都府においても高病原性鳥インフルエンザの発生が確認され、平成19年1月には宮崎県の3ヶ所の養鶏場で相次いで集団発生が見られました。
さらに、タイやベトナム等では高病原性鳥インフルエンザの人への感染や死亡例が報告されています。このように、人から人へ感染する新型インフルエンザの発生が懸念されています。
新型インフルエンザが発生した場合に、その感染から身を守るためには、まず外出を控えることが大切です。
そのため、できれば最低2週間程度の食料品や日用品等を備蓄しておくことが必要です。
また、外出した場合には、従来のインフルエンザと同様、帰宅時等の手洗いやうがいを行うことが大切となります。
さらに、感染拡大防止のために、咳エチケットを心がけていただくことも必要です。
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