更新日:2022年9月14日
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12月1日は『世界エイズデー』です。
WHO(世界保健機関)は、1988年に世界的レベルでのエイズまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を図ることを目的として、12月1日を“World AIDS Day”(世界エイズデー)と定め、エイズに関する啓発活動等の実施を提唱しました。
2022年キャンペーンテーマ「このまちで暮らしている。私もあなたも。12月1日は世界エイズデー」
近年は治療法が進歩しており、HIVの感染に気づき早めに治療をすることで、エイズの発症を防ぐことができるようになってきました。
しかし、現状はそうした変化が正確な情報として十分に伝わっているとは言えず、HIV/エイズについては、原因不明で有効な治療法が無いという過去の認識にとどまっている場合が少なくありません。そのことがHIV感染を心配する人たちを検査や治療から遠ざけ、差別や偏見を招く要因の一つになっているとも言われおり、最近では新型コロナウイルス感染症の影響により、孤立・孤独が他人事ではなくなってきています。
そこで今年の「世界エイズデー」キャンペーンテーマは、HIV陽性者の方も陽性でない方も共にこの社会で暮らしていることを伝える内容となっています。今一度、HIV受検促進や差別・偏見解消のためにも、これを機にHIV/エイズについて知識を身につけてみませんか?
HIVの感染力は弱く、性的接触以外の日常生活の中で感染することはありません。そのため、感染者と握手するなどのたんなる接触では感染しません。また、唾液に含まれるHIVはごく微量のため、せきやくしゃみ、飲み物の回し飲みなどでも感染することはありません。
HIVに感染していたとしても、早期に発見し、治療することができればエイズの発症を防ぐことができます。また、継続して治療すれば平均寿命まで生きられるくらい治療は進歩しています。
エイズに関する啓発ポスターおよび、小・中学生と高校生が思いを込めて一つ一つ手作りしたレッドリボンを飾ったツリーを展示します。(写真は2019年の世界エイズキャンペーンの様子)
令和4年11月25日(金曜日)正午~12月9日(金曜日)午後3時
J:COM ホルトホール大分 1階 エントランスホール