更新日:2021年3月10日
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大分市消防局では、すべての救急自動車に自動心肺蘇生器を導入します。自動心肺蘇生器とは、心肺停止に陥った傷病者の方に対して、自動で胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸を実施することができる救急資器材です。
2021年(令和3年)4月1日(木曜日)
救急自動車全16台(非常用救急車3台を含む)すべてに導入します。
救命率の向上
心肺蘇生法は、質の高い胸骨圧迫(心臓マッサージ)を絶え間なく継続することが医学的に推奨されています。現在まで、訓練された救急隊員が質の高い胸骨圧迫を行ってきましたが、救急隊員が行う胸骨圧迫では階段やエレベーターなどの搬送時にどうしても継続できない場合があります。しかし、自動心肺蘇生器はこれらの場面でも継続した質の高い胸骨圧迫を行うことができ、救命率の向上が見込めます。
救急隊員の感染リスクの低減
全国において新型コロナウイルスが蔓延するなか、大分市においても感染症患者が発生していることを踏まえ、今後も感染が拡大する可能性や新たな感染症の発生を見据え、感染症の罹患者(疑い含む)への処置や搬送にあたる救急隊員の感染リスクを低減することができます。
消防局の13救急隊の隊長を中心に、取り扱いの研修を行いました。資機材の充実を図りながら、市民の方を救命するために訓練を重ねています。
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病気やけが等で救急車を要請する場合は、こちらの問い合わせフォームではなく、119をお願いします。