更新日:2025年4月28日
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排煙ダクトから出火する要因として最も考えられるのが、点検や清掃を行っていないことです。特に焼肉店やラーメン店は他の飲食店と比較すると、その調理方法から調理器具や厨房設備、排煙ダクト等に油脂が堆積しやすく、設置されている防火ダンパーも油脂が多量に付着したことによって正常に作動しない場合があり、火災発生や延焼拡大のおそれが高くなっています。定期的な点検やこまめな清掃を実施することが火災を予防するためには非常に大切です。
長年にわたり使用しているダクトは、内部に煤や油脂等が堆積しやすく、これらの可燃物に調理中の火が着火することで出火することがあります。また、ダクト自体が老朽化により腐食または破損している場合は、出火した際に火災を拡大させる要因となります。定期的にダクトの状態を点検し、破損等している場合は早めに修理または取り替えを実施しましょう。
ダクトの排煙口付近に可燃物(紙類、繊維製品、屑類など)を放置していると、ダクト内を通過した火がこれらの可燃物に着火して出火する場合があります。排煙口の付近には燃えやすいものを置かないようにしましょう。
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