更新日:2025年2月14日
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掃除が行き届かず、電気製品のプラグとコンセントの間に埃が堆積し、その埃に水分が付着することで発熱して出火する現象のことを「トラッキング現象」といいます。このトラッキング現象による出火を防ぐためには、コンセントの周囲を定期的に清掃し、使用していない電気製品のプラグは抜いておくことが大事です。また、コンセントの周囲を清掃する時は水気のあるものは使用しないようにしましょう。その他の原因として、プラグがコンセントにしっかりと差し込まれていないため、接触不良により接触部が過熱されて出火するケースもあります。プラグがしっかりと差し込まれているか確認するようにしましょう。
延長コード(テーブルタップ)には、定格出力が定められており、その出力以上で使用すると、テーブルタップからコンセントまでのビニールコードが使用電流に耐えきれなくなり、発火します。例えば、定格出力1500Wの延長コードに消費電力900Wの発電機を2基接続した場合、消費電力の合計が1800Wとなり安全に使用できる出力を超え、出火する危険が非常に高くなります。使わない機器のプラグは抜き、タコ足配線はしないようにしましょう。
電気製品のコードを折り曲げたり、引っ張ることで配線内部の線が切れてしまい、出火することや家具等の下敷きにすることで負荷がかかり、その部分から出火することがあります。また、コードを紐等により束ねた状態で使用すると、発熱して出火するケースがあります。電気製品を使用する際はコードを延ばした状態で使用しましょう。さらに、断線したコードの線をねじって補修した後、再度その配線を使用したことによって出火したケースもあります。素人による配線等の加工や補修は行わないようにしましょう。