更新日:2024年12月23日
ここから本文です。
近年の大規模地震発生時には電気に起因する火災が多く発生しており、平成23年3月11日に発生した東日本大震災における本震による火災では、原因の特定されたもののうち過半数が電気に起因したものであったといわれています。また、地震発生時に特に注意をしなければならないのが「通電火災」です。
令和2年版消防白書より
通電火災とは、停電から復旧して再通電した際に出火する現象のことです。大規模な停電が長時間続いた際に発生すると懸念されており、地震や台風などの自然災害がきっかけになります。
通電火災の原因としては、次のようなものがあげられます。
感震ブレーカーとは、大きい揺れを感知した際に自動で電気の供給を遮断するものです。感震ブレーカーを設置することで、地震時に発生する通電火災を防止することが期待できます。
![]() |
![]() |
分電盤に内蔵されたセンサーが揺れを感知し、ブレーカーを落として電気を遮断します。 | 分電盤に感震機能を外付けするタイプで、漏電ブレーカーが設置されている場合に設置可能です。 |
![]() |
![]() |
コンセントに内蔵されたセンサーが揺れを感知し、コンセントから電気を遮断します。 | ばねの作動や重りの落下によりブレーカーを落として、電気を遮断します。 |
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。