市長講演 令和6年8月18日 大分県作業療法協会/大分県作業療法士連盟
- 日時:令和6年8月18日(日曜日)午前10時30分~午前11時30分
- 場所:全労済ソレイユ(大分県労働福祉会館)3階 牡丹
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講演における主な補足発言要旨
- 私が最も気になることの一つは、国の調査による悩みや不安を感じている者の割合の推移です。75%以上の人が悩みや不安を感じているという現状は、若者をはじめ多くの人が将来に明るい希望を持ちにくい社会になっているのではないかと考えています。
- 我々は経済成長のために投資していけば、いずれその豊かさは皆さんに回ってくると思わされたと私は考えています。しかし、いま支援が必要な人たちは増え、そして将来に対して見通しを持てない人たちが増加しています。
- 今いる人たちを中心に据えて、そこに政策を連結させていけば、人々は幸せ(ウェルビーング)を感じられるのではなかろうかと考えています。WHOの定義では、肉体的、精神的、社会的にも満たされているということです。この実現に向け、「ひとが真ん中。」という姿勢で、ひとを守る、育む、支える、そして豊かに、元気にという5本柱の政策をつくったわけです。
- 中心部と周辺部、抱えている問題は皆違うと思います。同じような方向性を皆さんが要望しても、人口規模や構成などの観点から難しい面があるので、それぞれの役割というものを果たしていく必要があるだろうと考えています。
- 全分野で人手不足が深刻化する中で、いま市長ですから、行政分野から可能な限り効率化やDXを図ることで、他の分野における人材不足の軽減につなげていきたいと考えています。
- 大分県の合計特殊出生率は、九州・沖縄では下から2番目ですが、全国的には、上から12番目です。大分市の合計特殊出生率をさらに高めるため、少子化対策を最優先に取り組んでいます。
- ロボットによる手術支援に関して大分県内の普及は全国的に見てやっぱり低いようです。場所も少ないです。そこで、ロボット手術ができる人材を育成するための費用を補助し、患者の負担の少ない安全・安心な医療体制を推進していこうと思っております。
- 本市の救急出場件数は増え続け、過去最高を更新しております。「#7119」を始めることで、市民の医療機関の適正受診を図るなどの効率化を図り、救急車が本当に必要な人のところに行ける状況を作るということです。
- 本来、地域包括ケアシステムというのは、コミュニティの再生という考えで私はいます。現状は高齢者等が対象ですが、子どもから高齢者までというのが必要だろうと思います。
- 来年、ルイス・デ・アルメイダの生誕500年です。30年間大分を拠点に、日本初の育児院や西洋式病院を建設するなど、さまざまな功績のあるアルメイダについて、その魅力をもう一度取り上げたいと考えております。

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