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更新日:2025年10月20日
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環境白書は、大分市環境基本条例第23条の規定に基づき、本市の環境の現状と取り組みをまとめた報告書です。
「令和7年版 環境白書」では、令和6年度における大気・水質・騒音などの環境測定や環境教育・環境保全の普及啓発活動などの結果を取りまとめています。
市民の皆さんには、環境課題に対する理解と関心をより深めていただく機会としていただき、環境保全活動に取り組む際の参考にしていただければ幸いです。
特定外来生物の防除の取り組みの一つである「アライグマの防除」について、大分市アライグマ防除実施計画に基づき、地域住民や行政等が協力して取り組んでいます。なお、令和6年度の捕獲数は229頭でした。
自然とのふれあいの取り組みとして、昆虫や植物などの専門家の方々を講師とする「身近な自然観察会」を平成8年度から実施しています。なお、令和6年度は高尾山自然公園と七瀬川自然公園で開催しました。
水質汚濁防止法に基づき、河川や海域の水質調査を実施しています。
| 河川 | 35地点で調査を実施した結果、1地点で有機物の水質指標であるBODが環境基準を超過していました。 |
|---|---|
| 海域 | 調査を実施した14地点すべてで環境基準を達成していました。 |
| 地下水 |
概況調査を実施した10地点すべてで環境基準を達成していました。 また、過去に環境基準を超過した8地点で調査を実施した結果、4地点で環境基準を超過していました。当該井戸の所有者には、飲用しないようお知らせしており、今後も監視を継続していきます。 |
| ダイオキシン類 |
調査を実施した河川5地点、河川底質2地点、地下水7地点、土壌2地点すべてで環境基準を達成していました。 また、過去に環境基準を超過した2地点で調査を実施した結果、1地点で環境基準を超過しており、今後も監視を継続していきます。 |
大気汚染防止法に基づき、一般環境大気測定局と自動車排出ガス測定局で、大気の汚染状況を測定しています。
| 二酸化硫黄および二酸化窒素 | 一般環境大気測定局12局すべてで環境基準を達成していました。 |
|---|---|
| 光化学オキシダント |
一般環境大気測定局12局すべてで環境基準を達成できませんでした。 ※全国にある約1,100の測定局のうち、基準を達成できたのは1局のみとなっており、全国的にも達成できていない項目となっています。 |
| 微小粒子状物質(PM2.5) | 測定を実施した6局すべてで環境基準を達成していました。 |
|
ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタン |
測定を実施した5地点すべてで環境基準を達成していました。 |
| ダイオキシン類 | 測定を実施した2地点すべてで環境基準を達成していました。 |
| 降下ばいじん量 | 12地点で毎月測定しており、本市が目安としている1平方キロメートル当たり、月に10トンを下回っていました。 |
一般地域の環境騒音測定を、市内6地点で実施した結果、すべての地点で環境基準を達成していました。
また、道路に面する地域について、自動車交通騒音測定を主要幹線道路12地点で行い、面的評価を行った結果、評価対象住居等の95.9パーセントで環境基準を達成していました。
地方自治法および公害紛争処理法に基づき、苦情者への聞き取り、現地調査、発生源への指導等を通じて、その解決に努めています。
令和6年度における公害苦情の受理件数は246件となっており、種類別に見ると、悪臭に係る苦情が75件で最も多く、次いで騒音、大気汚染となっています。
(分割版)
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