薬物乱用のないきれいなまちをつくりましょう
薬物乱用を防止するためには以下のことが重要です!
- 薬物乱用の危険性は身近にあり、自分には関係ないと思わないこと。
- 一人で悩まないで友人や家族に何でも相談すること。
- 甘い言葉に惑わされず、誘われても「ダメ。ゼッタイ。」と断る勇気をもつこと。
※薬物乱用の誘いは「1回だけなら平気さ」、「イライラがとれてすっきりするよ」、「眠気がとれて、勉強ができるよ」、「ただの栄養剤だよ」などと、甘い言葉で近づいてきます。
写真は左から覚醒剤、大麻と吸引器具(引用:麻薬取締官HP)

薬物乱用とは
社会のルールからはずれて、麻薬や覚醒剤等の薬物を使用することで、たとえ、1回使用しただけでも乱用にあたります。
薬物乱用すると、生命に関わるようなさまざまな被害を生じます。
1.脳をおかされて、心も身体もボロボロになり、死に至ることもある。
- 幻覚や妄想などが生じます。また、薬物乱用を止めても、ふとしたきっかけでそれらの症状が再燃現象(フラッシュバック)を起こすことがあります。
- 急性症状による心停止や脳の萎縮などが生じます。一度萎縮してしまった脳は元に戻ることはありません。
2.自分の意志では止められなくなる。
- 薬物のもつ”依存性”により、薬物がなくなると”あと1回だけ”と使用を繰り返してしまいます。
- 使用を繰り返すうちに、それまでの量では効き目が無くなり、より多量な薬物を乱用するようになります。
3.犯罪をおかすようになる。
- 薬物乱用によって起きた幻覚や妄想といった精神障害のため、重大犯罪を引きおこします。
- 薬物を買うお金が欲しいために窃盗や恐喝などの事件をおこします。
4.友達や家族を失う。
- 薬物による精神障害のため、適正なコミュニケーションがとれなくなり、人間関係が破壊されます。
5.法律違反により重い罰を受ける。
- 麻薬及び向精神薬取締法や覚醒剤取締法、大麻草の栽培の規制に関する法律等で厳しく禁止されています。
例えば覚醒剤を違法に使用した場合、10年以下の懲役に処せられます。
問題となっている主な薬物
覚醒剤(別名:エス、スピード、アイス、シャブ等)
幻覚や妄想が現れ、中毒性精神病になりやすい。使用をやめても再燃現象(フラッシュバック)することがある。大量に摂取すると死に至る。
大麻(別名:ハッパ、マリファナ、グラス、チョコ、クサ、ジョイント等)
知覚を変化させるが、恐慌状態(いわゆるパニック)を引き起こすこともある。乱用を続けると、学習障害、記憶障害、人格変化を起こす。
MDMA(別名:エクスタシー、バツ等)
知覚を変化させる。大量に摂取すると高体温になり、死に至る。
※その他として「コカイン」や「有機溶剤(シンナー等)」、「幻覚性きのこ(いわゆるマジック マッシュルーム)」、「違法ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ)」、「あへん系麻薬(ヘロイン等)」があります。
写真は左から覚醒剤、大麻、MDMA(引用:厚生労働省HP)

薬物の乱用は、あなた自身の健康だけでなく、家族や友人など、あなたの周りの社会に計り知れない害悪をもたらします。
「ダメ。ゼッタイ。」と断る勇気をもちましょう!