更新日:2024年10月8日

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霊山寺山門

分類 有形文化財(市指定)
霊山寺山門

霊山寺は、大分市南部にある霊山の山腹に所在する天台宗寺院で、寺の創建は和銅元(708)年と伝えられます。
創建以来、幾度も戦火にさらされ大半を失いますが、その後元和9(1623)年に越前から豊後に移り住んだ徳川家康の孫の松平忠直(一伯)によって本堂、山門、仁王門、鐘楼(しょうろう)が再建され、梵鐘(ぼんしょう)も納めました。松平忠直の再建した霊山寺の建物は、現在山門だけが残っています。

山門は、幅5.15m、奥行き2.91m、高さ7.75mの木造・銅板葺・一間一戸・二重門(高欄付)で、禅宗様(ぜんしゅうよう)の特徴がみられます。一部垂木(たるき)の配置、組物の肘木(ひじき)などには和様の要素も見られることから全体的には禅宗様を中心とした折衷様となっています。

全体に彩色が施され、柱間を飾る彫物や欄間に意匠が凝らされるなど、江戸時代初期の特徴を表しています。

名称 霊山寺山門(りょうぜんじさんもん)
指定年月 平成19年8月12日
時代 江戸時代
所在地(指定地番) 大字岡川855

霊山の森に佇む壮麗な山門                                     #オオイタレキシ旅

市民の憩いの森として広く親しまれている霊山には、徳川家康の孫・松平忠直(一伯)が寄進して江戸時代はじめ頃に建てた山門があります。松平忠直は、大坂夏の陣で真田幸村を倒し大坂城に一番乗りを果たした有名な武将で、幕府の命によりその後、江戸時代の大分市に移り住み、生涯をこの地で過ごしました。

山門の造りは見事で、軒廻りを固める組物や壁一面を飾る彫物、そして極彩色の彩色によって豪華な装飾が施されています。
その中でも見どころは、1階戸口の壁一面にはめ込まれた12枚の彫物で、有名な御伽草子の鬼伝説を描いたものなどがあります。

お越しの際にはぜひご覧ください。

霊山寺山門

Point

 霊山寺鐘撞堂(かねつきどう)は市街地が一望できる絶景のポイント。
大分市のセラピーロードとして整備されている「霊山セラピーロード」を使って霊山寺まで登ってみませんか?
 

Access

所在地      : 大字岡川855

移動時間   :【車】 JR大分駅から約30分

駐車場      : 有り(無料)

 

お問い合わせ

教育委員会事務局教育部文化財課 

電話番号:(097)537-7546

ファクス:(097)536-0435

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