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更新日:2024年10月1日
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分類 | 重要文化財(国指定) |
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後藤家住宅は、18世紀の中頃、庄屋であった後藤家の母屋としてつくられました。
建物は茅葺寄棟造り(かやぶきよせむねづくり)で、土間、板の間、ひろま、ざしきとならび、ひろまの背後に小部屋のないしょ2室を置き、ざしきの背後は納戸になっています。
大分県の代表的な直家(すぐや)で、地方農家の住家を知る重要な文化財です。 |
名称 | 後藤家住宅(ごとうけじゅうたく) |
指定年月 | 昭和50年6月23日 |
時代 | 江戸時代 |
所在地(指定地番) | 大字荷尾杵1161 |
野津原地区にある「後藤家住宅」は、およそ18世紀中ごろ(江戸時代)に建てられた大分市最古の民家です。築250年を超える貴重な農家として、国の重要文化財に指定されています。
茅(かや)葺き屋根の素朴で美しい建物は、庄屋を勤めていた後藤家の母屋として使われていたもので、驚くことに今なお現役で使われています。
室内は、かまどを持つ大きな土間から、板間・囲炉裏のある広間、座敷へと続き、座敷のあじろ天井や、広間の蔀戸(上半分を内側に引き上げる建具)など、この地方の古い形式がそのまま残されています。
長い歴史を重ねた建物や道具たち。後藤家住宅は、日本の原風景である農村文化や暮らしを深く感じることができる、どこかほっとする重要文化財です。
茅葺き屋根は夏に涼しく冬に暖かいため、四季のある日本の風土にとても適したものです。
葺き替えは、かつては集落の共同作業で、後藤家住宅では茅葺きに約300駄(だ)(1駄は牛1頭に茅6束積む単位)が必要であったと言われています。
所在地 : 荷尾杵1161
移動時間 :【車】 JR大分駅から約60分
(注意) 一般開放されていますが、 個人宅です。見学の際はご配慮くださいますようお願いいたします。
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