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更新日:2025年10月21日
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分類 |
史跡(県指定) |
概要 |
大野川を見下ろす松岡の丘陵上に7基の古墳が築かれています。松岡地区には各時代を通して多くの文化財があり、そのうちの一つ、小牧山古墳群は古墳時代にこの地を治めた盟主の墓と考えられます。平成6年に宅地造成によって7基のうち6基の古墳が消滅の危機に瀕しましたが、大分県を代表する古墳時代の墳墓であることから、保存が図られ、平成23年3月29日に県史跡に指定されました。 松岡の県道鶴崎・大南線に接した標高100~110mの丘陵尾根上に位置しており、古墳群は、東西方向150mの間に、6基が連続して分布しています。墳形は、西側から順に方形墳・円墳・円墳・方形墳・方形墳・前方後円墳となっています。前方後円墳からは、2タイプの壺形埴輪と石棺材の結晶片岩が発見されており、また葺石も確かめられました。 それぞれの古墳が近接して築かれていること、築造の時期が4世紀前半から末まで連続していること、築造は丘陵尾根頂部から始まり、順次尾根沿いに下降していること、などの点から、当地域の首長の世代交代の度に次々と築造されていったものと考えられます。 多様な墳形をもつ当古墳群は大分地方における古墳の変遷史を理解する上で欠くことのできない史跡です。 |
名称 | 小牧山古墳群(こまきやまこふんぐん) |
指定年月 | 平成23年3月29日 |
時代 | 古墳時代 |
所在地(指定地番) | 大分市松岡 |
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