更新日:2024年11月25日

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伽藍石仏

分類 史跡(市指定)
伽藍石仏

伽藍石仏は上野丘陵の南側斜面、南大平寺地区のやや東端にあります。地元では「伽藍様(がらんさま)」と呼ばれる小さな社殿のそばの小崖面に、三つの龕(がん)を彫り込み、彫造されています。


高さ1.6m、幅1.7mの向かって右端の龕には左に観音・勢至(せいし)像と考えられる菩薩形立像(ぼさつぎょうりゅうぞう)、右に不動明王立像が彫られ、その奥壁に像高57cmの阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)が彫出されています。このような菩薩形坐像の配列は珍しい作例です。また、阿弥陀如来坐像は光背全体を彫り凹め、その中に像体を掘り出す手法を採っています。

 

中央にある龕は高さ1.3m、幅0.8m、奥壁には像高54cmの坐像一体が上記の阿弥陀如来坐像と同じ手法で彫られています。像は風化していますが、残っている両前腕の状態から阿弥陀如来像と考えられています。両方の龕に造られたこれらの像には部分的ながら、赤、黄、白などの彩色が残されています。

左側の龕には内側に三か所の小龕が彫られていますが、仏像は失われています。

 

いずれも鎌倉時代~室町時代頃につくられたものと推定されています。

名称 伽藍石仏(がらんせきぶつ)
指定年月 昭和49年1月9日
時代 鎌倉時代~室町時代
所在地(指定地番) 永興字堀の角1948

伽藍石仏


 

お問い合わせ

教育委員会事務局教育部文化財課 

電話番号:(097)537-7546

ファクス:(097)536-0435

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