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更新日:2024年11月25日
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分類 | 史跡(県指定) |
全部で17体の磨崖仏(まがいぶつ)から構成されています。 崖面の中央にあるひときわ大きな如来坐像(推定)をはさんで、向かって右側には十一面観音菩薩立像など六像が並び、向かって左側には不動明王立像など合わせて十像が彫り出されています。 彫刻面が風化しているため像名のわからないものもありますが、近くの大分元町石仏にならって考えると、中央の如来坐像を薬師如来とし、その左右に釈迦如来、阿弥陀如来の二組の三尊像を設置し、過去・現在・未来の三世信仰を表そうとした仏像配置であったと推定されます。 平安時代後期の制作とみられ、当時のすぐれた仏教美術の技と仏教信仰の厚さを窺い知ることができます。
なお、右手の崖にはかつて小仏像を納めていた千仏龕(せんぶつがん)が残されています。 |
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名称 | 岩屋寺石仏(いわやじせきぶつ) |
指定年月 | 昭和45年3月31日 |
時代 | 平安時代~室町時代 |
所在地(指定地番) | 古国府1-4 |