更新日:2025年6月18日
ここから本文です。
マンション等は、一般的に耐久性・耐火性に優れており、建物が倒壊するおそれは少ないとされています。
災害時、建物自体に被害が無ければ、自宅に留まることも可能です。
一方で、建物の構造ゆえの弱点もあるため、居住者はマンション等の防災上の特徴をよく知り、備えることが重要です。
発災後も、可能な限り住み慣れた自宅での生活を続けられるように、各家庭で室内の安全対策や備蓄に努めましょう。
また、日ごろから顔の見える関係づくりに取り組むとともに、マンション単位で災害に対する備えについて話し合うことなども大切です。
家具の転倒・移動防止や食器棚などにガラス飛散防止フィルムや開放防止金具をつけるなど、揺れに対する備えを行いましょう。
窓際に大きな家具などを置くと、揺れによって家具が移動して窓ガラスを割るおそれがあり危険です。
窓際には重量物や転倒・落下・移動しやすい物を置かないようにこころがけましょう。
地震でエレベーターが停止すると物資の持ち運びが困難になります。
地震後の生活のことも考え、水や食料、常用薬などは多め(7日分以上)に用意しておきましょう。
停電が解消し、配管に被害がないことが確認されるまで水が流せないため、「簡易トイレ」や「携帯トイレ」を備蓄しておきましょう。
使用後の携帯トイレ等の袋を各戸でベランダ等に一時保管することや、決められた日にゴミに出すなど居住者で事前にルールを決めておくことも大切です。
通路・非常口・非常階段といった共用部分に通行の妨げになるようなものを置かないようにしましょう。
ベランダの避難ハッチ(非常脱出口)の使用方法を確認しておくことも大切です。
消防設備の点検や防災訓練のお知らせなど、管理組合からの連絡は注意して確認するようにしましょう。
居住者同士や管理組合で災害時の対応について事前に話し合い、マンション単位のルールを作っておくことも大切です。
フロア毎や複数階での安否確認の方法を取り決めたり、マンション単位で備蓄品を準備するなどマンションぐるみで災害に備えましょう。
どの程度、準備ができているか次のチェックリストで確認してみましょう。
まずは、地震の揺れから身を守りましょう。
丈夫なテーブルの下や、物が「落ちてこない」、「倒れてこない」、「移動してこない」空間に身を寄せ、揺れが収まるのを待つ。
揺れが収まったら、ドアを開けて避難ができるように出口を確保する。
事前に管理組合等で決められている場合には、フロアごとに集合場所に集まり安否確認を行うなど、被害状況を確認します。
マンション等の建物に被害がなく、自宅に留まれる場合は在宅避難も検討しましょう。
関連リンク
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。