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更新日:2025年4月24日
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文化財保護法の改正に伴い、令和4年度から大分市の文化財を登録する制度を施行しています。
今回、大分市登録有形民俗文化財として、工藤長造画「大分昔風景」を登録しましたので、お知らせします。
工藤長造画「大分昔風景」は、大分市大手町で看板屋を営んでいた故工藤長造氏が描いた風俗画102点です。
1950年代に描かれ始めた風俗画は、明治時代末期から大正、昭和にかけての大分市街地の風景のほか、農村や大分川河口部での漁業や製塩など生業の様子がペン画で描かれています。
大分市は戦時中の空襲によって、戦前の記録の多くを失っており、当時の庶民の暮らしを伝える資料が限られているなかで、近代の大分市の様子を描いた「大分昔風景」は貴重な資料であることから、令和7年3月26日に大分市の登録有形民俗文化財に登録されました。
仮装行列(大分市歴史資料館蔵)
カフェサンパウロと共楽館(大分市歴史資料館蔵)
高松・萩原・日岡の製塩(大分市歴史資料館蔵)
大分川の立て網・大洲の貝堀り(大分市歴史資料館蔵)