ホーム > 文化・スポーツ・観光 > 文化財 > お知らせ(文化財) > 大分市の文化財等がGoogleのストリートビューで閲覧できるようになりました
更新日:2019年3月19日
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大分市の文化財等のうち大友氏館跡など11カ所のGoogleストリートビューが公開され、インターネット上で閲覧できるようになりました。
ストリートビューは、Google が提供するGoogleマップの機能の一つで、街中や観光名所等をその場にいるかのように360度のパノラマ写真でご覧いただけるサービスです。
今回公開された 大友氏館跡などのストリートビューは、Google の「ストリートビュートレッカーパートナープログラム」に、大分市教育委員会文化財課が参加し撮影しています。
撮影は2月から約3週間かけて、大友氏館跡、大分元町石仏、亀塚古墳公園などをストリートビュー撮影用機材「トレッカー」を担いで歩きながら撮影しました。
今回公開された文化財等は次のとおりです。
発掘調査の進む戦国大名大友氏の館跡。大友宗麟公やその子義統の時代には200m四方の敷地を有していた。池泉庭園を持ち、池は戦国大名の館では最大規模を誇る。
平安時代の磨崖仏で、穏やかな顔立ちが優美。阿蘇溶結凝灰岩の岩肌に薬師如来像や多聞天立像、不動明王像などが並ぶ。定朝様の伝統をよく踏襲しており、11世紀後半の造像とされる。
全国でも稀な八幡造りで、国重要文化財の社殿が立ち並ぶ。歴代の大友家当主や府内藩主の崇敬を集めた。境内にはクスノキの巨木が存在し、国の天然記念物に指定されるなど、都市近郊に残された自然林として貴重。
古墳時代(5世紀はじめ)に築造された前方後円墳で、全長116mを誇り県下最大級の規模をもつ。海部の王の墓とされ、石棺からは勾玉や管玉、鉄器などが出土した。出土品は海部古墳資料館で展示されている。
大分県を代表的する農家住宅の典型で18世紀後半の建築とされる。大分市最古の民家で茅葺の屋根が美しい。
平安時代末期の石仏群で、大日如来など5体の石仏が彫られており、現在でも彩色が残っている。
17体の磨崖仏からなり、平安時代後期の作と考えられる。長年の風雨で浸食され、輪郭のみをとどめる像も少なくないものの、優れた仏教美術の技と仏教信仰をうかがうことができる。
17世紀後半、熊本藩主細川氏により造られた総門や本殿、社家が県指定有形文化財に、石鳥居や神楽殿や絵馬などが市指定有形文化財になっている。壮麗な社殿や関連施設をもつ。
平安時代から続く古社で、江戸時代にはたびたび藩主の手により建物の修造営がなされるなど崇敬を集めた。境内には市指定有形文化財の校倉造の神庫や、県指定有形文化財の江戸時代に建造されたアーチ状の石橋がかかる。
古墳時代後期(6から7世紀)を中心に作られた横穴古墳群で、大小75穴が並んで掘られている壮大な横穴古墳群。
昭和26年に整備された公園で、聖フランシスコ・ザビエル像や西洋音楽発祥記念碑など数々の南蛮文化の香る彫刻やレリーフが350mにわたって設置され、国際貿易都市として繁栄した大分市の歴史を体感することができる。
ストリートビューを見るには、Google マップで、見たい文化財等を検索し、表示された地図上に黄色い人型のアイコン「ペグマン」をかざして置くことで、その地点のストリートビューを閲覧することができます。
ストリートビュートレッカーパートナープログラムは、ストリートビューの撮影を希望する観光協会、非営利団体、大学、研究機関などにGoogle がバックパック型のストリートビュー撮影機材「トレッカー」を無償で貸出すプログラムです。