更新日:2025年5月9日
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BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
不測の事態に直面したとき、事業への影響を最小限に抑え、中核事業の継続と雇用の維持を担保するための対策として、BCPを策定しておくことが有効です。
※BCP=Business Continuity Planの略
事業継続力強化計画(ジギョケイ)とは、簡易版BCPともよばれ、BCPの内容のうち基本的かつ重要項目によって構成されており、経済産業大臣が策定された計画の認定を行います。認定を受けた中小企業は、税制措置や金融支援、補助金の加点などの支援策を受けることができます。略称は「ジギョケイ」。
中小企業者が他の事業者へ委託もしくは支援を受け、BCPおよび事業継続力強化計画を策定・改定する場合に補助します。
※制度の詳細は以下のリンク先をご覧ください。
リンク:事業継続計画(BCP)および事業継続力強化計画(ジギョケイ)の策定を支援します!~令和7年度大分市中小企業者経営力強化促進補助金(BCP等策定等支援事業)~
以下の項目をすべて満たす中小企業者(産業競争力強化法第2条第23項に規定する中小企業者)
※宿泊費の補助対象経費上限額は「11,000円/泊」です。(宿泊地が大分県の場合)
※印刷製本費のみを対象経費とした申請はできません。また、関連施設(工場等)への設備投資にかかる費用なども対象外です。
BCP(事業継続計画):30万円
事業継続力強化計画(ジギョケイ):5万円
※同一の企業による同一年度内の複数回申請はできません。
BCP策定の流れやメリットを紹介しているほか、現在の事業継続力を診断できるチェックシートもありますので、ぜひご活用ください。
パンフレット「BCPのすゝめ」(大分市)(PDF:4,893KB)
大分県は、県内中小企業者等からモデル企業を募集し、選定した企業が策定したBCPを基に加工修正を加えた上で、事例集として公表しています。
手引きでBCP策定の手順等を確認し、併せて事例集を参考にしながら、自社のBCPが円滑に策定できる構成となっています。
中小企業へのBCPの普及を促進することを目的として、中小企業関係者や有識者の意見を踏まえ、中小企業庁が作成した運用指針です。指針には、中小企業の特性や実状に基づいたBCPの策定および継続的な運用の具体的方法が、わかりやすく説明されています。
中小企業庁では、事業継続力強化計画策定の手引き等をホームページに掲載し、制度の支援を行っています。
危機的状況においても事業を継続できるようさまざまな対策に取り組まれている九州地域の中小企業等の事例をテーマごとにまとめています。
自然災害や感染症、サイバー攻撃への事前対策や「事業継続力強化計画」について、セミナーやポータルサイトにて制度の概要や先行事例を紹介、その他、専門家を派遣しての計画策定支援を行っています。
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