更新日:2024年4月12日
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6月4日は「むし歯予防デー」6月4日から10日は「歯と口の健康週間」です。
生涯を通して自分の歯で食べ、健やかな生活を送るためには、子どもの頃からのむし歯予防・歯周病予防が大切です。
歯と口の健康に関する正しい知識と習慣を身につけ、健康増進につなげましょう。
令和6年度より、「親と子のよい歯のコンクール」は廃止いたします。
健康な歯肉はピンク色で引き締まって、弾力があります。
歯みがきをしても出血しません。
歯周病とは、歯肉と歯を支える骨の病気です。
症状が進行すると、出血したり口臭が強くなります。
重症になると、食べ物を噛むことができず、歯が抜けてしまいます。
また近年、歯周病は糖尿病や心筋梗塞などさまざまな全身の病気を引き起こす原因のひとつであることも分かっています。
出典 日本臨床歯周病学会
(1)歯の質を強くする
フッ素には歯の質を強くする効果があります。また、初期のむし歯を修復し、むし歯菌の働きを抑える効果もあります。歯の健康のために、フッ素入り歯みがき剤を使いましょう。お子さんにはフッ化物洗口、フッ化物塗布をおすすめします。
(2)歯垢を除去する
食後と寝る前は必ず歯みがきをしましょう。力を入れすぎず小刻みに、長く丁寧な歯みがきが歯周病予防には効果的です。
(3)生活習慣に気をつける
食事やおやつは時間を決め、だらだら食べないようにしましょう。また、歯周病菌に負けないために、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めることが大切です。
(4)禁煙しましょう
たばこは歯ぐきの血流を悪くし、唾液の分泌量を減少させます。また、たばこの有害物質により歯周病を悪化させます。さらには、歯が黄ばみ、歯ぐきが黒ずんでしまいます。禁煙し、受動喫煙にも注意しましょう。
「8020(ハチマルニイマル)運動」は、80歳で自分の歯を20本以上残そうという国民健康運動です。自分の歯で食べられることは、豊かな生活につながります。そのためには、小児期からのむし歯予防が効果的です。年に2回は歯科医院で定期的に診てもらいましょう。