更新日:2024年10月7日
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ご自分やご家族の目の健康について考えたことがありますか。
「緑内障」とは
緑内障は視神経が障害され、視野が狭くなる病気です。眼圧が上昇することで視神経が障害される病気として理解されてきましたが、日本人の緑内障は眼圧が正常な「正常眼圧緑内障」が多いことがわかってきました。40歳以上の20人に1人は緑内障にかかっていると言われており、ほとんど自覚症状がないまま進行していきます。40歳を過ぎたら、定期的に眼科の健診を受けましょう。
「糖尿病性網膜症」とは
網膜とは眼底にある薄い神経の膜で、ものを見るために重要な役割を果たしています。網膜には光や色を感じる神経細胞が敷き詰められ、無数の細い血管が張り巡らされています。
血糖が高い状態が続くと、網膜の細い血管は少しずつ損傷を受け、変形したり詰まったりします。血管が詰まると酸素が行き渡らなくなり、新しい血管を作って酸素を補おうとします。この新しい血管はもろいため出血しやすく、出血したところにかさぶたのような膜ができ、それが原因で網膜剥離をおこし、視力が落ちることになります。
糖尿病性網膜症は、糖尿病になって数年から10年以上経過して発症するとも言われていますが、かなり進行するまで自覚症状がないことも多いので、糖尿病と言われたら定期的に眼底検査を受けましょう。
子どもの目は、6歳頃までに眼球の大きさや形とともに、見る機能や目を動かす機能も発達していきます。そのため、見る環境が目の発達に大きく影響します。
タブレットやゲーム機などを使うときは、以下のことに気を付けましょう。
参考:日本眼科学会、文部科学省