ホーム > くらし・手続き > その他(くらし・手続き) > 夢があるから強くなる~世界を目指す日本サッカー~(第49回憲法記念講演会)を開催しました
更新日:2024年10月18日
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今回は、公益財団法人日本サッカー協会名誉会長の田嶋 幸三(たしま こうぞう)氏を講師にお招きし、「夢があるから強くなる~世界を目指す日本サッカー~」と題し、220名もの多くの皆様にご参加いただき、ご講演いただきました。
日時:令和6年10月7日(月曜日)午後2時~3時30分
場所:コンパルホール1階 文化ホール
田嶋 幸三 氏
(プロフィール)
1957年11月21日熊本県天草郡苓北町出身。浦和市立南高等学校在学時に全国高等学校サッカー選手権大会で優勝し、筑波大学在学時には全日本大学サッカー選手権でも優勝。大学3年生のときに日本代表に選出され、インターナショナルAマッチに7試合出場。2001年にU-17日本代表の監督に就任し、U-17日本代表をFIFA U-17世界選手権大会(現、FIFA U-17ワールドカップ)に導く。
選手、監督として活躍後は、国内外問わずサッカー関係団体の役員を歴任し、2011年からアジアサッカー連盟(AFC)の理事、2015年から国際サッカー連盟(FIFA)の理事(2016年からカウンシルメンバー)、2016年から2024年3月まで日本サッカー協会の会長を務める。2024年3月から日本サッカー協会の名誉会長に就任し、現在に至る。
日本サッカー協会の理念は、「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。」である。誰もが参加でき、支え、応援するなど、さまざまな形でスポーツに関わることで、健康で幸せに生きられる環境を、我々スポーツ界の人間は整えなければいけない。
世界が平和で、人々が健康でなければ、サッカーはもとよりスポーツができないことから、国内だけではなく、世界の人々との友好関係を築いて国際社会に貢献していきたい。国際試合で敗戦した際に、選手への誹謗中傷がされており、人種的な理由でされる場合はなおさら我々が守るべきである。最近は、誹謗中傷した者を特定できるようにもなったため、法的措置も含めて対応したい。
また、女性が活躍する社会を牽引することや、LGBTQの問題にもしっかりと見極めて取り組んでいかなければならない。
さらに、障害のある人たちも誰もがスポーツできる環境を作っていきたいと考えている。サッカーはどんな障害も乗り越えられるという思いから、7つの障がい者団体をサポートしている。競技人口は少ないとはいえ、電動車いすサッカーの世界大会では車いすの運搬費だけでも多額の費用が必要となるため、サポートしていきたい。
我々は、公益財団法人として、日本サッカー協会を発展させていきたい。リスペクトの気持ちを忘れることなく、サッカーで、スポーツで、幸せな国を作っていければと思っている。