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更新日:2023年2月17日

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令和5年春季テーマ展示「鎧兜の歴史と造形」【3月4日(土曜日)より開催】

よろい(甲、鎧)は、古くは約1800年前頃(弥生時代後期)から木製のものが作られていますが、実用ではなく祭祀用と考えられています。かぶと(冑、兜)を含めて、全容が窺えるのは古墳時代からで、鉄製のよろいかぶと(甲冑)が作られ始めます。
その後、よろいかぶとは平安時代の大鎧、中世の胴丸、腹巻、戦国時代末期の当世具足へと、さまざまな素材や加工技術の進化と共に、大きな変化を遂げていきます。それらは戦闘方法や武器の変化に合わせた実用的な防具としての進化であり、また時代の好みや流行を反映した変化でありました。
しかし、江戸時代になって戦がなくなると実用的ではなくなり、武家の誇りや出自を示す意匠を凝らした装飾的な形態へと変わっていきます。そうした鎧や兜は家格の象徴として、武家の晴れ着としての威儀的、儀式的な飾り鎧でした。また当時の金工、漆工、染色皮革などの工芸技術の粋を集めて作られているため、美術工芸としても優美なものとなっています。
今回の展示では当館所蔵の鎧と兜を中心に、その歴史や構造と装飾について紹介します。

展示構成

  • 第一章<甲冑の成立>
  • 第二章<中世の鎧と兜>
  • 第三章<当世具足の登場>
  • 第四章<当世具足の仕組み>

鎧兜紺糸威五枚銅具足(松栄神社所蔵:当館寄託品)

南蛮兜鉄地筋金象嵌桃形兜(当館所蔵)

会期

3月4日(土曜日)~5月7日(日曜日)

会期中の休館日

  • 3月7日(火曜日)、3月13日(月曜日)、3月20日(月曜日)、3月22日(水曜日)、3月27日(月曜日)
  • 4月4日(火曜日)、4月10日(月曜日)、4月17日(月曜日)、4月24日(月曜日)
  • 5月2日(火曜日)

開館時間        

午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

観覧料

  • 大人210円(団体150円)
  • 高校生100円(団体50円)
  • 中学生以下は無料
    ※団体は20人以上
    ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者1名は無料。入館時に受付で手帳を提示してください。

展示解説講座

  • 日時:3月19日(日曜日)午後2時~
  • 料金:観覧料が必要です。
  • 人数:30名(申込み先着順)※変更の可能性があります。
  • 申込方法:3月4日(土曜日)の午前9時より電話(097-549-0880)にて申込み順に受け付けます。
  • 場所:当館講座室

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、上記内容について、変更になることがあります 

お問い合わせ

教育委員会事務局教育部文化財課歴史資料館

大分市国分960番地の1

電話番号:(097)549-0880

ファクス:(097)549-5766

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