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更新日:2025年10月20日

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外来生物「キオビエダシャク」の被害にご注意ください

キオビエダシャクは、幼虫がイヌマキ(ヒトツバ)等の葉を食害する害虫であり、大量発生すると葉を食べつくし樹木を枯らす場合もあります。

大分市内において目撃の報告があり、被害の拡大が懸念されますので、ご自宅の庭にイヌマキ等がある方はご注意ください。

キオビエダシャクについて

幼虫はイヌマキやナギなどの葉を食害します。全葉食害を繰り返すと樹木が枯死する場合があります。

幼虫、成虫ともに触っても人体に害はありません。

終齢幼虫  成虫

特徴

卵 :雌1頭の蔵卵数は1,200個内外で、樹皮の裂け目や枝の付け根の樹皮の粗い部分に1個ずつ産卵する。

幼虫:終齢幼虫は5~6齢で、体長7cm前後。振動を与えると吐糸し下垂する。

蛹 :地面の腐食質中に深さ1~5cm程度潜り込んで蝿化する。

成虫:年4回程度発生し、昼行性で早朝から夕方まで活動する。

駆除方法

〈成虫・さなぎ〉

  • 飛び回るため捕殺駆除が難しい
  • 成虫やさなぎ、卵には幼虫駆除用の薬剤は効果が薄い
  • さなぎは根元の土中にいるため、掘り起こして捕殺する(越冬する可能性がある)

〈幼虫〉

  • 発生量が少ない場合は、木をゆすり、落ちたものを捕殺する
  • 発生量が多い場合は、噴霧器により薬剤を散布する
    【薬剤】トレボン乳剤(4000倍希釈)
    ロックオン(1000倍希釈) など
  ロックオン トレボン乳剤
主な特徴

薬剤のついた葉を食べた幼虫が死ぬため効果はゆっくり
・残効期間が1〜3か月

・チョウ目の幼虫や毛虫のみに効果がある
・100mlタイプで1,500円程度

幼虫に直接効くため即効性がある
・残効期間が1週間程度

・幅広い害虫、樹木・農作物で使用可
・100mlタイプで1,100円程度
駆除対象 イラガ、キオビエダシャクなどのチョウ目の幼虫や毛虫のみに高い効果がある キオビエダシャクのほかカメムシやアブラムシなど幅広い害虫に効果があり、樹木や農作物など幅広く使用できる
希釈倍率 1,000倍
薬剤1mlに水を入れて1Lにする
100mlタイプで100L作れる
4,000倍
薬剤1mlに水を入れて4Lにする
100mlタイプで400L作れる
駆除方法 噴霧器でにかかるように噴霧する
・直後に雨が降るときは避けたほうが良い
噴霧器で幼虫にかかるように噴霧する
※幼虫が葉の裏にいると薬剤がかからないので、木を揺らして落ちた幼虫にかけると効果的

※薬剤散布時の注意事項

  • 薬剤の説明書を必ず読み、使用方法や注意事項を守りましょう。
  • 事前に近隣の方に周知し、通行人や車、洗濯物や農作物などへの飛散防止に配慮しましょう。

 

少量発生の時

  • 木を揺すり落下した幼虫を捕殺(拾い集めて焼却等)

大量発生の時

  1. 薬剤散布を行う前には、あらかじめ近所の方にも連絡し、また、周辺の農作物や通行人等に飛散しないように注意しましょう。
  2. 薬剤散布は、風がないときに、日中の暑い時間を避け、朝夕の涼しい時間帯に行い、薬剤がムラなく葉の裏にもかかるようにしましょう。(幼虫は葉の裏にもいます。)
  3. 薬剤の使用にあたっては、ラベルの説明書を必ず読んで、記載内容に従って正しく使用しましょう。
  4. 薬剤の希釈倍数を間違えないように注意しましょう。(決められた希釈倍数より濃い濃度での散布はできません。)
  5. 薬剤散布を行う際は、薬剤が体に付着しないようにマスク、手袋、帽子、長靴、雨合羽などを着用しましょう。
  6. 薬剤散布後はただちにうがい、洗眼を行い、また、手足等を石鹸で洗い、衣類は下着まで着替えましょう。
  7. 住宅地等における農薬使用については農林水産省のリーフレット(PDF:1,008KB)をご参照の上、周辺住民や子ども等へ健康被害が生じないよう注意しましょう。

 

 

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お問い合わせ

環境部環境対策課 

電話番号:(097)537-5622

ファクス:(097)538-3302

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