更新日:2024年3月1日
ここから本文です。
「世界緑内障週間」は、2008年から世界緑内障連盟(World Glaucoma Association)と世界緑内障患者連盟(World Glaucoma Patients Association)が主体となって世界一斉に行われている緑内障啓発のための国際的なイベントです。この期間、世界中でさまざまなイベントや啓発運動が同時に行われています。2024年は、3月10日(日曜日)~16日(土曜日)が世界緑内障週間です。
緑内障は現在我が国における中途失明原因の第1位です。我が国では40歳以上の20人に1人が緑内障と考えられていますが、初期は自覚症状がなく視野障害が進行してから気づく人がほとんどです。一方で、診断と治療の進歩によって、早期に診断され治療を継続すれば、緑内障によって失明に至る割合は大幅に低下しています。したがって、緑内障による失明を防ぐには、多くの方に緑内障という疾患の存在を知ってもらうことが重要です。自覚症状がなくても40歳を超えたら眼の定期検診を受けましょう。
日本緑内障学会の「世界緑内障週間 ライトアップinグリーン実行委員会」では、城やタワー、高層ビルなど各地のランドマークをグリーンにライトアップする活動を通して、より多くの人に緑内障という眼の疾患に関心を持っていただくことで、早期発見そして失明予防につながることを願うものです。
大分大学医学部眼科
電話番号:097-586-5904
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。