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更新日:2025年1月17日
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各種選挙の開票結果を見ると、候補者別の得票数の中に小数点以下の数字がついている場合があります。
小数点以下の数字は「按分票(あんぶんひょう)」と言い、公職選挙法で規定されています。
「按分(あんぶん)」とは、1つの選挙区に同一の氏名、氏(姓)または名の公職の候補者が2人以上いる場合において、その氏名、氏または名のみを記載した投票を有効とし、それぞれの候補者の得票数の割合に応じて配分することです。これにより、得票数に小数点以下の端数がつくことがあります。
具体的には以下のとおりです。
候補者の中に、同じ姓の方や同じ名の方、あるいは姓と名が同じ方がいるといった場合に、按分票が発生して候補者の得票数に小数点以下の数字が発生するケースがあります。
候補者名 | 大分太郎 | 大分次郎 |
得票数 | 330票 | 130票 |
この表のように大分さんが二人いて、「大分」と書かれた投票が10票あった場合、この10票はそれぞれの得票数に応じて按分することになります。
つまり、大分太郎さんへの按分票は330÷(330+130)×10票=約7.173票
そして、大分次郎さんへの按分票は130÷(330+130)×10票=約2.826票
となります。
このため、最終的な大分太郎さんの得票数は337.173票、大分次郎さんの得票数は132.826票となります。
候補者に田中一郎さんと山本一郎さんがいるときの「一郎」という場合
候補者に泉一郎さんと山本泉さんがいるときの「泉」という場合
候補者に勝一郎さんと山本勝一郎さんがいるときの「勝一郎」という投票