令和4年度特別展8「BEAUTY―培広庵コレクション×池永康晟」

BEAUTY―培広庵コレクション×池永康晟

BEAUTY-美しい人。それは古今東西の芸術家が、数多くの作品に描き続けてきた永遠のテーマの一つです。特に日本では、江戸時代の浮世絵などを源流に、理想の女性美を描く「美人画」という独自のジャンルが確立。大正から昭和初期にかけてその黄金時代を迎え、「東の清方、西の松園」と称される鏑木清方や上村松園ら、優れた美人画家が輩出して展覧会で活躍したほか、雑誌の表紙、挿絵、ポスター広告にも美人画は盛んに取り上げられ、大衆的人気を集めた竹久夢二の登場で、ブームは一層の盛り上がりを見せました。
この美人画も、戦後の生活様式や芸術思潮の変化、グラビアなどの新たなメディアの登場で次第に描かれなくなり、半世紀にわたって途絶えてしまいますが、令和を迎えた今日、アートフェアやSNSなどを舞台に、新世代の画家たちによる「現代美人画」が、再び脚光を浴びはじめています。
本展は、国内屈指の近代美人画コレクション「培広庵コレクション」から、清方、松園、夢二、伊藤深水、北野恒富ら美人画黄金期の画家たちの作品約60点を四季に分けて展示するとともに、今、最も注目を集める現代美人画の旗手、津久見市出身の池永康晟の代表作約20点を県下で初めて紹介するものです。それぞれの時代風俗や美意識を織り交ぜながら、画家たちが独自にとらえた女性美の華麗なる世界をお楽しみください。

SEIEN

左より吉川観方《加茂川舞妓夕涼図》、池永康晟《椿蕾・穂波》、上村松園《桜可里能図》、池永康晟《睨める・穂波》、島成園《化粧》 ※すべて部分

「BEAUTY―培広庵コレクション×池永康晟」開催概要
会期	令和5年1月7日（土曜日）から2月19日（日曜日）まで
開館時間	午前10時から午後6時まで（入館は午後5時30分まで）
休館日	令和5年1月10日（火曜日）、16日（月曜日）、23日（月曜日）、30日（月曜日）、2月13日（月曜日）
観覧料	一般1,200円（1000円）、高大生900円（700円）中学生以下は無料 ※（）内は前売り、20名以上の団体料金です。 ※ 上記観覧料でコレクション展（常設展）も併せてご覧いただけます。 ※ 身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳提示者とその介護者1名は無料です。 ※ 本展は「大分市美術館年間パスポート」がご利用になれます。 ●前売券販売期間：令和4年12月1日(木曜日)から令和5年1月6日(金曜日)まで販売所：ローソン（ローソンチケット［Lコード：82688]）、セブン・イレブン（チケットぴあ[Pコード：686-316]）イープラス、トキハ会館、大分市美術館、大分合同新聞社本社受付・プレスセンター、 OABガーデンスタジオ5 ●きもの割会期中、きものでご来館のお客様は、団体割引料金となります。
会場	大分市美術館企画展示室
主催	大分市美術館、大分合同新聞社、OAB大分朝日放送、BEAUTY展実行委員会
後援	エフエム大分、月刊・シティ情報おおいた
特別協力	ぎゃらりい秋華洞
その他	新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスクを着用してご入館ください。発熱や風邪の症状がある方は入館をご遠慮ください。