更新日:2024年8月7日
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令和6年第2回大分市議会臨時会が開会されるに当たりまして、提出いたしました諸議案の概要を御説明申し上げます。
まずその前に、パリオリンピックでの日本代表選手の活躍が、日々、大きな話題となっておりますが、フェンシング男子フルーレ団体で、大分市出身の敷根崇裕選手が金メダルを、フェンシング女子サーブル団体では、江村美咲選手が銅メダルを獲得され、市民に大きな喜びと感動を与えてくださいました。本庁舎に懸垂幕を設置したところであります。
そのような中、将来のオリンピアンを夢見る高校生たちによる熱い戦いも繰り広げられております。
現在、北部九州インターハイが開催されており、本市においては、「なぎなた競技」を皮切りに、これまで、「テニス競技」、「剣道競技」がそれぞれ行われているところであり、今後は、「柔道競技」と「水球競技」が実施されることとなっております。このうち、「なぎなた競技」では、大分西高等学校が演技競技で優勝、団体試合で準優勝と輝かしい成績を収められました。心からお喜び申し上げます。
次に、最近の市政の動きについて御報告申し上げます。
最初に、道の駅「たのうらら」についてであります。
去る7月7日のオープン初日には、福岡や宮崎などの県外ナンバーの車も見られ、市内外から多くの皆様にお越しいただきました。
1日当たりのレジ通過者は2,000人前後を推移しており、夏休み期間中も非常に賑わっております。
今後とも、本施設を観光や情報発信、交流の拠点として活用し、周遊の促進を図ってまいりたいと考えております。
次に、アベイロ市との交流についてであります。
去る7月15日から21日までの間、清水副市長を団長、高橋副議長を副団長とする、親善訪問団がアベイロ市を公式訪問してまいりました。
これは、昨年で姉妹都市提携45周年を迎えたことに加え、アベイロ市が芸術文化の祭典の開催地として、2024年のポルトガル文化首都に選出されたことを記念し、招待を受けたものであります。
過去にアベイロ市で公演を行った楽団、「大分シンフォニック・ウインド・オーケストラ」も親善訪問団として同行し、日本や大分にゆかりのある演奏を行い、音楽を通して友好を深めていただきました。
交流協議においては、エステべス市長をはじめとするアベイロ市の皆様と、姉妹都市関係の重要性を改めて確認するとともに、今後の交流や環境問題、教育、テクロノジーなどについて、意見交換を行ってまいりました。
次に、おおいた消防指令センターでの119番通報受信の開始についてであります。
来る10月1日から本運用を開始する消防指令業務の共同運用に向けて、昨日、8月6日に、県内各消防本部の119番回線の切り替えが終了し、大分県内からの通報は全て、おおいた消防指令センターに繋がるようになりました。
これにより、県内の119番通報の受信と災害情報は一元管理され、荷揚複合公共施設4階に新設された、おおいた消防指令センターにおいて、 通報内容などから出動部隊を自動的に編成し、消防隊や救急隊等への出動指令、現場活動の支援などを行うことになります。
次に、「夏の行事」についてであります。
去る7月28日には、「ななせの火群まつり」が、また、去る8月2日、3日には「大分七夕まつり」が開催され、多くの皆様にご来場いただきました。特に、40周年を迎えた府内戦紙は、電飾を施した勇壮な山車が踊り隊を伴って威勢よく練り歩き、大いに盛り上がりを見せておりました。大分市議会議員団の皆様も「おおいたチキリンばやし市民総踊り」にご参加いただき、誠にありがとうございました。
来る8月24日には、「本場鶴崎踊大会」が、鶴崎おどり保存会創設100周年を記念して盛大に開催される予定であります。
その他、各地域においても夏の風物詩である祭りが開催されております。祭りは、地域の活性化や絆づくり、豊かな人間形成などに通じるとともに、一度大分を離れた人が、再び戻ってくる大きなきっかけになると思っております。このような祭りを支えていただいております地域の皆様をはじめ、企業や団体、ボランティアの皆様に改めて感謝を申し上げます。
さらに、来る8月31日には、いよいよ、おおいた「夢」花火2024が開催されます。本花火大会には、241の企業・団体の皆様から3,528万円のご協賛をいただくとともに、観覧区画の購入やクラウドファンディングについては、個人の皆様からのご協力も含め、昨日時点で、260万8千円のご支援をいただいており、心から感謝を申し上げます。
市民の皆様と実行委員会が一丸となって、末永く続く新たな花火大会を創ってまいりたいと考えております。
また、8月は様々な供養の時節でもあります。
本市では、毎年、広島に原爆が投下された8月6日の午前8時15分、長崎に原爆がさく裂した8月9日の午前11時2分、及び全国戦没者追悼式が行われます終戦記念日である8月15日の正午にサイレンを鳴らしております。
校区によっては、慰霊式を開催しておられます。私といたしましては、戦没者等の御霊を慰め、世界の恒久平和を願う非常に大切な機会だと考えております。
本日は立秋で、暦は秋になりましたが、厳しい暑さが続く見込みであります。熱中症の救急搬送件数も例年を上回っております。本市においては、対応の一つとして、熱中症警戒アラートなどが発令された際の避難施設や一時休憩所として「クーリングシェルター」や「涼みどころ」を指定しております。熱中症などへの備えをしながら、残暑の行事に参加していただきたいと思っております。
それでは、提出いたしました議案6件について御説明申し上げます。
まず、議第105号から議第108号までは、消防力及び救急救助体制の充実を図るため、水槽付消防ポンプ自動車などを更新するとともに、救助資機材搬送車を配備しようとするものであります。
議第109号及び議第110号は、災害時においても本庁舎での行政機能を維持していく必要があることから、受変電設備及び非常用発電機を高架化するための設備棟を建設し、併せてこれら電気設備の更新を行うための工事請負契約を締結しようとするものであります。
以上が提出いたしました議案の概要でございます。
何とぞ、慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。