更新日:2024年6月13日

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令和6年第2回大分市議会定例会

令和6年第2回大分市議会定例会の様子

令和6年第2回大分市議会定例会 市長提案理由説明

令和6年第2回大分市議会定例会が開会されるに当たりまして、提出いたしました諸議案の概要を御説明いたします。
まずその前に、全国市議会議長会から在職25年表彰を受けられました板倉永紀議員、15年表彰を受けられました倉掛賢裕議員、田島寛信議員、帆秋誠悟議員、松下清高議員、仲家孝治議員に対し市民を代表してお喜び申し上げますとともに、市政発展のために賜りました御尽力とその御功績に対し、心から敬意と感謝の意を表します。
今後ともますます御活躍されますよう祈念申し上げます。
次に、最近の市政の動きについて御報告申し上げます。
最初に、大在東小学校の開校についてであります。
大在地区の今後の人口増加が見込まれる中、大在小学校と大在西小学校の適正な学校規模を保持するため、大在中学校区の通学区域の再編を伴う、分離新設校として、大在東小学校が去る4月1日に開校いたしました。
本市においては、大在西小学校の開校以来、19年ぶりとなる新しい小学校の誕生であります。
新校舎は、性別に関係なく利用できるジェンダーフリートイレを導入したほか、教室とワークスペースとの間仕切りを可動式とし、授業スタイルに応じて柔軟な利用が可能となる諸室の配置といたしました。
また、地域の連携・協働を図るための地域連携室を設置したほか、災害時の備えとして、体育館空調や非常用発電機を整備することで、学校施設としての機能はもとより、地域の交流の場や、防災の拠点としても重要な役割を担う施設となったところであります。
今後、大在東小学校に通う児童が、同校の新たな歴史と伝統を築くとともに、夢や希望をもって心豊かに成長していくことを大いに期待しております。
次に、中央通り線歩道修景整備に係る市民等の参加についてであります。
中央通りは、1920年、当時は、電車通りとして新川まで延伸され、その後、戦災の復興が本格化し、新しい街路建設が始まった1946年からは、現在の中央通りという名称で、約1世紀の間、メインストリートとしての役割を果たしてまいりました。
このたび、老朽化した水道管などの埋設管の更新を行うとともに、歩道部分においては、前回の整備から約36年が経過し、舗装の劣化がみられることから、修景整備に着手したところであります。
修景整備に当たっては、循環型社会の形成やカーボンニュートラルへの取組の一環として、市有林の間伐材等をリサイクルした木質ブロックを一部に使用することとしております。
また、多くの方々に本市のまちなみづくりに参加していただきたいと考えたことから、木質ブロックについては、購入者の名前を刻印することとし、去る4月26日から購入募集を開始したところであります。
募集開始当初から多くのご賛同をいただき、現在は、7月から追加募集の開始ができるよう検討しているところであります。また、ふるさと納税の返礼品としても木質ブロックを準備し、去る5月13日から募集を行っております。
本市のメインストリートである中央通りを、多くの皆様の参加をいただき整備することで、本市への新たな誇りや愛着の醸成を図ることができるものと考えております。また、回遊性の向上にもつながるものと考えております。併せて、来年4月からの「大阪・関西万博」によるインバウンドなど、国内外からの多くの来街者に対し、持続可能な特色あるまちづくりをアピールしてまいります。
次に、「おおいた医療ネットワーク」についてであります。
この仕組みは、患者の方の同意のもと、多くの医療等関係者がICTを活用して、診療情報の共有やコミュニケーションの円滑化を図り、市民の健康を支えていくものであります。
平成29年から関係者による協議を開始し、令和2年4月からは「おおいた医療ネットワーク運営協議会」を組織して準備を進めてきたところであり、来月から運用を開始いたします。
受診する医療機関が変わっても、継続して適切な治療を受けることができ、また、救急時や災害時においても診療情報が確認できるなど、子どもから高齢者まで、一人ひとりに合った、より質の高い医療の提供が実現されるものと考えております。
今後は、介護分野の情報連携も視野に入れるとともに、救急時の適正な医療機関への搬送に活用するなど、ICTを用いた効果的かつ効率的な医療提供体制の充実を図ってまいりたいと考えております。
次に、高校生最大のスポーツの祭典であります「全国高等学校総合体育大会」、通称、「インターハイ」についてであります。
本年度のインターハイは、福岡県を幹事県として、佐賀県・長崎県・大分県の北部九州4県にて、30競技34種目の競技種目別大会が、7月21日から8月20日の日程で開催されます。
本市においては、なぎなた・テニス・剣道・柔道・水球の5競技種目の大会が開催され、全国の予選を勝ち抜いた高校生アスリートによる熱い戦いが繰り広げられることとなっております。
このうち、テニス競技会場の一つであります駄原総合運動公園「豊後企画テニスコート」につきましては、選手の皆さんが自身のパフォーマンスを最大限発揮できるよう、コートの全面改修や日除けの設置などの工事を進めております。開催地として万全の体制で臨み、参加された高校生にとって最高の思い出となる舞台を提供してまいります。
また、大会期間中は、出場される選手や監督の他、全国各地から多くのご家族、競技関係者の方々が来訪されることが見込まれております。市民の皆様とともに、温かくお迎えしたいと考えております。
最後に、行政評価制度の再構築についてであります。
財政構造が硬直化する中、これまでも選択と集中の考え方のもと、スクラップアンドビルドを行うとともに、事業間の優先順位を判断してきたところであります。
令和5年度は、大分市行政改革推進プラン(第6次)に基づき、事務事業の見直しや新たな財源の確保など、行政改革の取組を推進する中、歳入では約16億円、歳出では約13億円、合計で約29億円の効果を上げる見込みであります。
しかしながら、扶助費をはじめとした社会保障関係費や老朽化が進む公共施設の維持管理および更新経費等の増加に加え、物価高騰への対策に取り組む経費なども確保していく必要があります。
このような中、令和6年度は行政評価制度の再構築を図り、評価結果をより効果的かつ効率的に予算編成等に反映させてまいりたいと考えております。
具体的には、見直しの余地があると考えられる事業について、内部評価として総合経営会議で審議するとともに、大分市行政評価・行政改革推進委員会内に新たに事務事業評価部会を設置し、外部評価を受けることといたします。
その評価結果に加えて、議会が行う事務事業評価の結果を踏まえ、これまで以上に事務事業の見直しを徹底してまいります。

 予 算 議 案

(一般会計補正予算)
それでは、予算議案について御説明申し上げます。
今回の補正予算は、物価高により厳しい状況にある生活者を支援するための給付金事業を中心に編成しております。
その結果、補正額は44億2,300万円となり、補正後の一般会計予算総額は2,162億7,300万円となったところであります。
まず、歳出についてでありますが、
はじめに、国の決定により実施する、「低所得者支援及び定額減税補足給付金事業」に、43億3,400万円を計上いたしております。
これは、本年度、新たに住民税非課税世帯及び均等割のみ課税となる世帯への給付や、所得税及び住民税の定額減税可能額が減税前税額を上回ると見込まれる方に対して調整給付を行うものです。
このほか、本年10月1日から休止する八幡地域のバス路線について、代替交通の運行を開始するための経費1,100万円を計上しており、併せて、債務負担行為として、令和7年度の運行経費などを計上しております。

次に、歳入についてでありますが、
今回の補正予算の主な財源といたしましては、
  国庫支出金         43億8,874万1千円
  県支出金                      912万5千円
  繰越金                      2,512万5千円
を計上いたしております。

(特別会計補正予算)
続きまして、特別会計補正予算についてでありますが、介護保険特別会計に7,800万円を計上いたしております。
これは、国が整備する介護情報連携システムを用いて、要介護認定業務に係る手続きについて電子化を進めるもので、国の交付金を活用し大分県と共同で実施することといたしております。

(専決処分した補正予算の報告)
続きまして、専決処分をいたしました補正予算について御報告申し上げます。
まず、報第3号、令和5年度一般会計補正予算第9号についてでありますが、これは、地方交付税、国県支出金、市債等の決定並びに事業費の確定に伴い既決予算の調整を行う必要があり、3月29日付けで専決処分をしたものであります。
その結果、補正額は、52億3,400万円の減額となり、補正後の令和5年度一般会計予算総額は、2,252億1,400万円となったところであります。

次に、報第4号から、報第8号までは、令和5年度の各特別会計ごとに、事業費の確定等に伴う予算の調整を行う必要があり、3月29日付けで専決処分をしたものであります。

 一 般 議 案

次に、一般議案の主なものについて御説明申し上げます。
まず、議第75号は、大分市職員の特殊勤務手当支給条例の一部改正についてであります。これは、重大な災害の発生した箇所などで行う応急作業等、または、重大な災害が発生した場合などにおいて行う巡回監視に準ずるものに従事した職員に特殊勤務手当を支給するため、大分県に準じ、災害応急作業等の範囲を拡大しようとするものであります。
議第83号は、大分市都市公園条例の一部改正についてであります。これは、施設の老朽化に伴い全面改修を進めている駄原総合運動公園テニスコートの管理棟の使用料の額を定めようとするものであります。
議第84号は、大分市営住宅条例の一部改正についてであります。これは、市営住宅等に優先的に選考して入居させることができる者を追加するとともに、市営住宅等の入居者資格について、所要の改正をしようとするものであります。
議第86号は、副市長、教育長及び常勤の監査委員の退職手当の額についてであります。これは、大分市常勤特別職の退職手当支給条例第3条の規定により、令和6年3月31日をもって退職した副市長、教育長及び常勤の監査委員の退職手当の額を定めようとするものであります。
議第95号は、業務委託契約の締結についてであります。これは、大分市葬斎場火葬炉設備整備業務について、排気・冷却設備等の部品交換や火葬炉制御盤等の整備に係る業務委託契約を締結しようとするものであります。
議第96号は、工事委託契約の締結についてであります。これは、大南地区スポーツ施設電気設備整備工事について、野球場、サッカー場及びテニスコート照明施設整備に係る委託契約を締結しようとするものであります。
その他の議案につきましては、その都度担当者から説明させます。
何とぞ、慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

お問い合わせ

財務部財政課 

電話番号:(097)537-5607

ファクス:(097)532-3511

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