更新日:2025年12月12日
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今後も安心して公共下水道をご利用いただくため、令和8年4月1日から、下水道使用料の改定(平均15.60%)を行います。
利用者の皆さまには大きなご負担をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願いいたします。
公共下水道事業は、利用者の皆さまからいただく公共下水道使用料で支えられています。
これまで、下水道使用料の増収の取り組みと、経費削減等による支出の抑制に努め、平成25年度の改定以降約12年にわたり、現在の使用料体系を維持してきました。
しかしながら、昨今の物価高騰をはじめとした社会・経済情勢の変化を踏まえ、令和8年度から11年度にかけての事業運営に必要な経費を試算したところ、目標としていた単年度収支の黒字化が困難な状況になりました。
また、令和6年能登半島地震や埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、管きょや処理場の耐震化といった災害対策経費や、老朽化施設の更新経費が今後増大する見込みです。
公共下水道事業サービスを将来にわたって維持していくためには下水道使用料の改定が必要であり、このたび、令和7年第4回定例会において下水道使用料の改定に関する議案が可決されました。
| 改定日 | 令和8年4月1日 |
|---|---|
| 平均改定率 | 15.60% |
| 改定内容 | (1)基本使用料の引き上げ (2)基本水量制(※)の廃止 (3)従量使用料に係る水量区分の見直しと従量単価の引き上げ (4)種別に「臨時用汚水」を新設 |

※基本水量制・・・一定水量の利用を促進し、公衆衛生の向上や生活環境の改善を図ることを目的に採用されるもの。一定の水量については、定額でサービスを受けることができる一方、使用料の利用者負担について不公平が生じる。
現行の使用料(旧使用料)と、改定後の使用料(新使用料)の比較は下表とおりです。
※表は一か月使用料で、消費税抜きのもの

臨時用汚水・・・仮店舗、仮設事務所、イベント会場等において一時的に発生した汚水の排出に係る使用料。
排出した水量ごとの影響額は下表のとおりです。

Q1 (物価高騰の影響が大きいなか)今値上げしなくてもよいのではないですか?
A 今回の改定を見送った場合、単年度収支が赤字となり、老朽化対策や耐震化への資金が不足します。また、負担を将来に先延ばしにすることとなるため、今後の使用料改定時の引き上げ幅が大きくなることになります。
Q2 水道料金も改定するのですか?
A 現在のところ、水道料金の改定は予定していませんが、3~5年を期間として料金水準について検討を行い、改定の要否を判断していきます。