更新日:2024年11月5日
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国土交通省が進めているプロジェクトで、小学校に近い河川等を身近な遊び場や体験学習の場となるように水辺の整備を実施するものです。
大分市では乙津川が平成9年に登録され、平成20年7月に河川敷の整備が終わり、水辺の楽校として供用が開始されました。
楽校は、左岸側(別保地区)に3ヘクタールの広場、散策路、ワンドが、鶴崎スポーツパークに隣接した右岸側には、親水階段や1ヘクタールの広場が整備され、両岸が潜水橋(増水時は水面下に橋が沈む)で結ばれています。
子どもたちの体験学習はもちろんのこと、一般の方も自由に利用できる憩いの場所です。
乙津川ってどんな川?
乙津川は大野川から分流した河川で、全長は10.9キロメートル。大野川が増水したときに溢流堰(いつりゅうぜき)を超えて乙津川へ水が流れ込む「流量調節河川」の働きもしています。平常時は、上流部の大野川河川敷にある約3キロメートルの導水路から溢流堰下の取水口に毎秒4トンの水を取り入れています。
また、水辺の楽校周辺は満潮のときに海水が川をさかのぼってくるため、海水と川の水が混じりあう「汽水域(きすいいき)」と呼ばれ、海水より塩分が薄く、川の水よりも塩分が濃い水質になります。汽水域には、川や海では見られない多くの動植物が住んでいて、とても興味深い生態系が見られる場所となっています。
「楽校」と書いて「がっこう」と読みます。川遊びや水辺の生き物たちと触れあえるこの場所で、子どもたちに楽しみながら何かを学んで欲しいとの願いが「楽校」という言葉に込めれています。
広場や河川敷の散策はもちろんのこと、川の中をちょっと覗いて見ると、魚やカニ・貝などの生き物が観察できます。
また、河川敷では水辺の植物や野鳥の観察もできます。
絶滅危惧種 準絶滅危惧種
カヌーやゴムボート体験、水辺のコンサート、凧や竹笛などの手作り教室や魚のつかみ取りなど、子どもから大人まで楽しめるイベントを毎年9月に開催しています。
※令和3年度第10回をもって終了しました。
小学校の環境学習の場として、「野鳥の観察」「水生生物の観察」「植物の植栽」などを行っています。
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