更新日:2025年5月23日
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CKDの重症化予防のためには、一人の患者さんに対して、必要に応じて病診連携医(かかりつけ医)と腎臓専門医とが併診を行うことが効果的です。この併診を行う、大分市CKD病診連携システムが平成25年4月からスタートしています。
大分市は、人工透析患者の割合が高い水準にあることから、医師会や腎臓専門医の在籍する医療機関と協働し、「かかりつけ医」と「腎臓専門医」が併診するシステムを構築することで、CKDの重症化を予防し、新規人工透析患者の減少を目指します。
【1】大分市保健所は、特定健診・市民健診を受けた方で、以下基準の該当者に郵送または訪問で病診連携医(かかりつけ医)への受診勧奨を実施
受診勧奨基準:『eGFR45未満 ※40歳未満はeGFR60未満』『たんぱく尿(+)以上』『1年間でeGFR20以上低下』 ※令和7年4月現在
【2】病診連携医(かかりつけ医)は、再検査を実施の上、紹介基準に該当する場合、腎臓専門医を紹介
※紹介シート <様式1>または診療情報提供書を使用
【3】病診連携医(かかりつけ医)は大分市保健所に腎臓専門医紹介の有無や治療方針を報告
※連絡票<様式2>を使用
【4】腎臓専門医は精査の結果、治療方針について病診連携医(かかりつけ医)に返信
※返信シート <様式3>または診療情報提供書を使用
【5】CKD手帳を活用し、情報共有や治療方針等の相談をしながら病診連携医(かかりつけ医)と腎臓専門医が連携して治療を継続
※連携にはCKD手帳をご活用ください。 CKD手帳申込書(ワード:43KB)
【医療機関用】大分市CKD病診連携システム様式1~3(エクセル:48KB)
【 病診連携イメージ図 】
対象者は健診受診者のみに限定していませんので、紹介基準に該当する方はかかりつけ医に相談しましょう
病診連携医 |
大分市慢性腎臓病病診連携システムに協力いただけるかかりつけ医
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---|---|
腎臓専門医 |
公的病院または準公的病院(医師会立病院)に在籍する腎臓内科医師
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日本腎臓学会の認定する腎臓病専門
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大分市生活習慣病対策推進協議会で承認された医師
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大分市CKD病診連携システム病診連携医一覧(PDF:140KB)
大分市CKD病診連携システム病診連携医一覧(オープンデータ)(CSV:14KB)
大分市CKD病診連携システム腎臓専門医一覧(PDF:41KB)
「病診連携医」および「腎臓専門医」の各医療機関は下記のステッカーが目印です。
かかりつけ医で再検査を実施の上、下記の1~5のいずれかに該当するもの ※令和7年4月現在
eGFR | 1 |
持続してeGFR45mL/min/1.73平方メートル未満 ※40歳未満はeGFR60未満
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2 |
3カ月以内に、30%以上のeGFRの低下 (急性の経過)
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3 |
2年以内に、30%以上のeGFRの低下(慢性の経過)
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尿検査 | 4 |
持続して尿蛋白(+)以上
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5 |
持続して尿蛋白(0.15~0.49g/日)かつ血尿(+)以上 ※尿蛋白定量検査が望ましい
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1,2,4,5『エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023』に基づいて作成
3『大分県糖尿病性腎症重症化予防プログラム』に基づいて作成
CKDは早期に受診し、「薬物療法」「食事療法」「生活習慣の改善」によって、病気の進行を遅らせることが可能になってきました。
しかし、自分だけの判断では、かえって病気を進行させたり、他の病気を発症させることがあります。
かかりつけの医師とよく相談を行い、重症化予防のための治療に取り組みましょう。
医療機関用<大分市CKD病診システム様式1~3>(エクセル:48KB)
大分市CKD病診連携システム病診連携医一覧(PDF:140KB)
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