ホーム > 文化・スポーツ・観光 > 文化財 > 大分市の文化財 > 美術・工芸品・古文書等 > 木造普賢延命菩薩坐像
更新日:2024年7月22日
ここから本文です。
分類 | 重要文化財(国指定) |
![]() |
延暦11年(792)に伝教大師が宇佐宮に参拝した後、阿蘇山におもむいた帰りに柞原宮弥勒堂で普賢菩薩を霊感し、その姿を彫ったと伝えられ、この時の像がこの普賢延命菩薩像であると云われています。 総高180.7cm、像高87.7cm、平安時代中頃の作品と考えられ、多くの腕がある普賢延命菩薩像としては現存する最古のものであり、貴重な作例といえます。 |
名称 | 木造普賢延命菩薩坐像(もくぞうふげんえんめいぼさつざぞう) |
指定年月 | 昭和50年6月12日 |
時代 | 平安時代 |
所有者 | 大山寺(たいさんじ) |
所在地(指定地番) | 八幡1382番地 |
大山寺に伝わる「木造普賢延命菩薩坐像」は、元は柞原八幡宮境内普賢堂の本尊でした。
10世紀ごろに作られたこの像は多くの腕がある普賢延命菩薩像としては国内最古のものであり、国の重要文化財に指定された大変貴重な仏像です。
カヤ材の木を用いた一木造りで、総高180.7cm、像高87.7cm、その容姿は気品高く、力強いものがあり、数少ない木造普賢延命菩薩像の中で最も優れた作品といわれるのも納得です。
また幾重にも重ねられた台座も見事なもので、菩薩像を支える白象たちはユーモラスなお顔に丸いフォルム、二段に重なる姿はとても珍しく、見どころの一つとなっています。
全国的にも珍しい「木造普賢延命菩薩坐像」。拝観するには前もって予約が必要です。(大山寺 097-536-1914)
所在地 :大字八幡1382番地
移動時間 :【車】JR大分駅から約15分
【バス】JR大分駅前7のりば発、大分交通「柞原」行き「天神前」で下車、徒歩約5分
駐車場 : あり 無料
関連リンク