行政改革推進プラン2018の進ちょく状況をお知らせします(令和3年度実績および令和4年度計画)

大分市では、将来にわたり質の高い行政サービスを提供するため、これまでの行政改革の基本姿勢を堅持し、改革の取り組みを継承するとともに、常に新たな発想を取り込みながら、大分市の成長を支える「未来」への投資が実現できる安定した行財政基盤を構築するため、将来を見据えた健全な行財政運営の推進を目指し、2018(平成30)年度からの5年間を計画期間とする「大分市行政改革推進プラン2018」を策定し、取り組みを進めています。

今回は、本プランに掲げた主な取り組みの令和3年度実績と令和4年度計画および数値目標の達成状況についてお知らせします。

主な取り組み

1. 市民満足と利便性のさらなる向上

令和3年度実績

• 10月から住民票・戸籍証明書・一部の税証明書のオンライン申請を開始しました。また、2月から市民課・税制課において窓口手数料のキャッシュレス決済の利用が可能となりました。
• マイナンバーカードの申請・交付において、予約不要の休日窓口を市民課、各支所（佐賀関支所、野津原支所は予約制）に開設しました。また、2月にマイナンバーカードセンターを設置しました。

令和4年度計画

• 税証明書のオンライン申請の対象の拡充を検討します。
• マイナンバーカードの取得を促すとともに、より多くの市民にコンビニ交付サービスを利用してもらうため、市報やケーブルテレビ、SNSなどの各種メディアを活用し、サービスの周知を図っていきます。

2.多様な主体との連携による活力の創造

令和3年度実績

• 大分市まちづくり自治基本条例検討員会を設置し、条例の見直しを検討しました。

令和4年度計画

• 条例の理念を浸透させていくため、分かりやすいパンフレットの作成およびSNS等を活用した条例の周知について検討していきます。

3.安定的な行財政基盤の強化

令和3年度実績

• 小学校5校において長寿命化改修工事を実施し、建て替えた場合と比較して、3,708万2千円の効果額を算定しました。

令和4年度計画

• 定期点検の実施や適切な周期での修繕・改修を行い、施設の長寿命化を図ることで、施設の安全性の確保およびコストの縮減、費用負担の平準化を達成します。

4.合理的・効率的な事業手法による行政運営

令和3年度実績

• ふるさと納税において、「ふるなび」、「大分市特設サイト」、「さとふる」のポータルサイトに掲載し、寄附額の向上と提供事業者の販路拡大に努めました。
• RPA（ロボティック・プロセス・オートメーション）について、新たに6課8業務において新規開発を行い、うち3課4業務については、RPAの自動処理をより効率化するために、手書きを含む帳票内容をデータ化するツールであるAI-OCRと併せて運用を図るなど効率化の幅を広げました。

令和4年度計画

• 新たなふるさと納税サイトへの掲載を検討していくとともに、返礼品数をさらに増やしていきます。
• RPAやAI-OCRについて、これまでの成果を庁内で共有して適用業務の募集を行い、導入効果の高い業務についてさらに新規開発を行い、行政事務の効率化を図ります。

5.職員の意識改革と組織体制の強化

令和3年度実績

• 「大分市職員働き方改革推進プログラム」に基づき、長時間勤務の縮減に向けた取り組みや休暇取得促進について、庁内各部局における取り組みの推進を図りました。
• 「大分市職員活躍推進プラン」の職員への周知を行い、意識醸成を図るとともに、女性活躍・子育て支援の取り組みの推進を図りました。

令和4年度計画

• 「大分市職員働き方改革推進プログラム」について全職員に対する周知徹底および職員の意識改革・意識醸成を図ります。
• 「大分市職員活躍推進プラン」、「大分市職員働き方改革推進プログラム」を共に進めることにより、女性活躍・子育て支援の一体的な取り組み推進を図ります。

数値目標の取り組み状況（令和3年度実績）   

• 計画期間である、平成30年度（2018年度）～令和4年度（2022年度）の5年間の改善目標額は75億円です。(平成29年度決算と比較した場合の5年間累積)

• 事務事業の整理・合理化や自主財源等の確保の促進、職員配置と給与水準の適正化などの取り組みを進める中で、令和3年度の改善効果額は約17億円になり、4年間で改善目標額の75億円に到達し、達成率は100.0%となりました。

詳細についてはこちら

↓

• 「行政改革推進プラン2018」令和3年度実績・令和4年度計画 概要版（PDF：2,127KB）
• 「行政改革推進プラン2018」 令和3年度実績・令和4年度計画 冊子版（PDF：5,958KB）