BIツールを活用したデータの可視化・分析に向けた実証実験を行いました 

大分市では、民間事業者から各種課題の解決に資する、デジタル技術を活用したノウハウ・アイデア等について、テーマを問わず自由に提案をいただき、本市と連携して課題解決に取り組む「大分市公民連携DX推進事業」に取り組んでいます。

令和5年度に「日鉄ソリューションズ株式会社（以下、「日鉄ソリューションズ」と記載。）」から提案があり、このたび実証実験を行いましたので、お知らせします。

1.実証実験に至った背景

全国的にDX（デジタル・トランスフォーメーション）の取り組みが重要視されている中、さまざまな事象がデータとして取得できるようになるとともに、そのデータを活用するためのBIツール※の活用が広がっています。急激な社会環境の変化や複雑化する社会問題に対して、スピード感をもって柔軟に対応するためには、行政自らがデータを活用していく必要があります。

日鉄ソリューションズから連携のご提案をいただいたBIツールは、初めてツールを利用する職員でも、直感的な操作により簡単にデータを可視化できるものであり、本市のデータ利活用の推進に資すると考えたことから、提案を採用し、実証実験に取り組みました。

（参考）日鉄ソリューションズのニュースリリース（※日鉄ソリューションズのサイトが開きます）（別ウィンドウで開きます）
※BIツールとは

2.実証実験の内容と結果概要

本市の各部署にBIツールを紹介し、実証実験に参加する部署を募集しました。結果として6部署が実証実験に参加し、令和6年1月初めから2月末までの2か月間で、各部署が保有する業務データなどの可視化を行いました。

その結果、実証実験に参加した部署から以下の意見等が挙げられました。

• 可視化データを用いることで、さまざまな会議などにおいて迅速な理解や説明内容の補強などが期待できる。
• データを活用するためには、事前のデータ整備や、適切なデータ選択などが必要であることに気づけた。
• 地図データなど多様な表示形式を利用できることは魅力的であるが、これらを活用するためには一定程度の操作スキルの習熟が必要である。

3.今後の展望等について

実証実験を行った結果、BIツールの活用は一定のメリットがあることが確認できました。また、本ツールには、高度な機能も備えられていることから、より効果的に業務に活用できるよう、今後も検討を進めてまいります。