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更新日:2024年5月20日
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松本古村、福田平八郎ほか《十四花草果菜の図》 1922
南画は、明清時代の中国絵画に影響をうけ、日本で独自に発達した絵画です。17世紀末に始まり、池大雅、与謝蕪村らによって大成され、18世紀の末、浦上玉堂や、豊後出身の田能村竹田ら優れた画人が輩出、最盛期を迎えます。しかし幕末になり、南画の大衆化が進む中で、「気韻生動」を旨とする南画本来の精神を喪失、その表現は皆一様に「つくね芋の山、すりこぎの松」と揶揄される、形式化、類型化に陥ってしまうのです。
こうした中、田近竹邨や甲斐虎山など、竹田の系譜に連なる、豊後出身の南画家の中から、新しい時代に即した南画の近代化に取り組む動きが見られるようになります。南画の精神に自然の写生や近代的個性を加味した彼らの作品は、新しい風景画を創出したとして高く評価されています。さらに大正時代には、南画の主観主義と、西洋のポスト印象派や表現主義が結び付けられ、画派を超え、南画が再び注目を集めるようになります。
本展では、郷土出身の画家を中心に、幕末から大正時代にいたる近代の南画を紹介します。
会期 | 令和6年5月21日(火曜日)~令和6年7月15日(月曜日) |
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開館時間 | 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) |
休館日 | 令和6年5月27日(月曜日)、6月10日(月曜日)、6月17日(月曜日)、6月24日(月曜日)、7月8日(月曜日) |
観覧料 |
一般310円(260円)、高大生210円(150円)中学生以下は市内市外を問わず無料 ※()は20名以上の団体料金 ※上記観覧料にてコレクション展(展示室1~4)をすべてご覧になれます。 ※特別展観覧料でコレクション展もあわせてご覧になれます。 ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳提示者とその介護者は無料です。 ※コレクション展は「大分市美術館年間パスポート」がご利用できます。 |
会場 | 大分市美術館 常設展示室2 |
福田平八郎《羅漢寺》1916
幸松春浦《牧童吹笛図》 制作年不詳
甲斐虎山《匡蘆暁翠図》制作年不詳
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担当者 野田
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