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更新日:2024年5月2日
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佐藤敬 《Notre Dame du Paris》1932
本展では、当館のコレクションの中で、旅先の風景にまつわる作品を紹介します。明治時代以降、洋画家の多くが油彩画の技法や表現を摂取するために欧州を目指しました。また、ある作家は異国の地を取材することで制作を進めました。今でこそ、渡航は旅客機や便利な機器の登場で比較的気軽にできるようになりましたが、本展で紹介する作品が制作された当時は、大変な労力がかかり、芸術家達が異境の言語や生活の違いに苦しんだことは容易に想像できます。その末に見た本邦と異なる風景は、画家の感性に影響を与え、旅は画業の大きな転換期になることがありました。
たとえば、大分市出身の洋画家・佐藤敬(1906-78)は生涯に二度、フランスに渡ります。1930(昭和5)年からの約4年間は留学のため、太平洋戦争直後の1952(昭和27)年には海外渡航が難しかったにも関わらず、2度目の旅立ちを果たします。その際に制作された風景画には、表現を模索している様子がうかがえます。
旅先での彼らの心境に思いを馳せながら、画家たちの個性が光る表現方法をお楽しみください。
会期 | 令和6年4月17日(水曜日)~7月15日(月曜日) |
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開館時間 | 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) |
休館日 | 4月22日(月曜日)、4月30日(火曜日)、5月13日(月曜日)、5月20日(月曜日)、5月27日(月曜日)、6月10日(月曜日)、6月17日(月曜日)、6月24日(月曜日)、7月8日(月曜日) |
観覧料 |
一般310円(260円)、高大生210円(150円)中学生以下は市内市外を問わず無料 ※()は20名以上の団体料金 ※上記観覧料にてコレクション展(展示室1~4)をすべてご覧になれます。 ※特別展観覧料でコレクション展もあわせてご覧になれます。 ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳提示者とその介護者は無料です。 ※コレクション展は「大分市美術館年間パスポート」がご利用できます。 |
会場 | 大分市美術館 常設展示室3 |
石川賢《ビエステ(イタリア東海岸)》2005
平野遼《モロッコより》1991
廣瀨通秀《アッシジ幻想》1985
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