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更新日:2025年9月20日
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吉村益信《触覚部分と全体像》1979年
「新世紀群」とは、1951(昭和26)年に大分市で活動を始めた美術サークルです。主な活動拠点は、大分市府内町の画材店「キムラヤ」のアトリエでした。このアトリエは、戦災で焼け野原となった大分における芸術家の拠点として、「新世紀群」のほかにも美術団体が集います。
活動内容は、若草公園(大分市中央町)での野外展、日常的なデッサン会やその批評会、東京で活躍する画家を講師に招いた講習会や懇談会、さらに文化団体との交流や機関誌の発行など、多岐にわたりました。
「新世紀群」には、「キムラヤ」店主の木村成敏(1925-2008)をはじめ、のちに国際的な建築家となる磯崎新(1931-2022)、美術家の吉村益信(1932-2011)、赤瀬川原平(1937-2014)、風倉匠(1936-2007)など、学生から社会人まで幅広い人々が参加していました。従来は、吉村が1960年に結成した前衛芸術グループ「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」(以下「ネオ・ダダ」)に赤瀬川や風倉が所属していたことから、「新世紀群」は「ネオ・ダダ」を説明する文脈で語られることが多くありました。しかし近年では、その活動が持っていた社会における革新的な性格も注目され、再評価が進んでいます。
1958年以降、活動は次第に縮小しましたが、新たな仲間を迎えながら2000年頃まで続きました。本展では、大分市美術館の所蔵作品を通して、「新世紀群」の歩みをご紹介します。
会期 | 令和7年9月18日(木曜日)~12月21日(日曜日) |
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開館時間 | 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) |
休館日 |
9月29日(月曜日)、10月14日(火曜日)、10月20日(月曜日)、10月27日(月曜日)、11月10日(月曜日)、11月17日(月曜日)、11月25日(火曜日)、12月8日(月曜日)、12月15日(月曜日) |
観覧料 |
令和7年9月30日(火曜日)まで~一般310円(260円)、高大生210円(150円)中学生以下は市内市外を問わず無料 令和7年10月1日(水曜日)から~一般440円(350円)、高校生等220円(170円)中学生以下は市内市外を問わず無料 ※()は20名以上の団体料金 ※上記観覧料にてコレクション展(展示室1~4)をすべてご覧になれます。 ※特別展観覧料でコレクション展もあわせてご覧になれます。 ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳提示者とその介護者は無料です。 ※コレクション展は「大分市美術館年間パスポート」がご利用できます。 |
会場 | 大分市美術館 常設展示室3 |
磯崎新《つくばセンタービル TsukubaⅢ》1985年
©Estate of Arata Isozaki
赤瀬川原平《模型千円札Ⅲ》1963年
©Genpei Akasegawa
協力:SCAI THE BATHHOUSE
風倉匠《ON and OFF》1972年
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