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更新日:2024年12月27日

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第4期コレクション展/展示室3「片多徳郎と権藤種男ー日本的洋画を目指して」をご案内します

湖畔春色

 

片多徳郎《湖畔春色》1916年

片多徳郎と権藤種男ー日本的洋画を目指して

本展では、大分を代表するふたりの近代洋画家、片多徳郎(1889-1934年)と権藤種男(1891-1954年)を紹介します。
片多は、1907(明治40)年、東京美術学校普通科に学びました。1913(大正2)年頃より、ポスト印象派の表現を主体的に受容しながら、さらに南画など東洋的な表現も消化し、独自の画風を確立しました。一方、権藤は1909年、東京美術学校師範科に学んだ後、1度は教師の道を進むも、1916年、教職を辞し再び上京。片多の薫陶を受けながら、穏健な自然主義の絵画を制作しました。
ふたりの作品は、油絵でありながら東洋的な要素が感じられる点が共通します。「日本的油絵の成立」は、日本に油彩技法が移入されて以降、大きな課題でした。ふたりが活躍し始めた大正期に移入されたフォーヴィスムは、「日本的油絵の成立」に重要な役割を果たします。フォーヴィスムの主観的な表現が、南画の主観的傾向と結びつけられ、それらを融合することをひとつの方法として油絵の日本化が展開しました。このように日本的油絵が志向される歴史的背景の中で、ふたりの作品にも、共通性が見出せます。
本展では片多と権藤の作品を「人物」「植物と魚」「風景」という主題ごとに紹介します。ふたりの制作を比較しながら、それぞれの日本的油絵の探求をお楽しみください。
 

「片多徳郎と権藤種男ー日本的洋画を目指して」開催概要
会期

令和6年12月25日(水曜日)~令和7年4月13日(日曜日)

開館時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日 令和6年12月28日(土曜日)~令和7年1月4日(土曜日)、1月7日(火曜日)、1月14日(火曜日)、1月20日(月曜日)、1月27日(月曜日)、2月10日(月曜日)、2月17日(月曜日)、2月25日(火曜日)、3月10日(月曜日)、3月17日(月曜日)、3月24日(月曜日)、3月31日(月曜日)
観覧料

一般310円(260円)、高大生210円(150円)中学生以下は市内市外を問わず無料

※()は20名以上の団体料金                 

※上記観覧料にてコレクション展(展示室1~4)をすべてご覧になれます。

※特別展観覧料でコレクション展もあわせてご覧になれます。                

※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳提示者とその介護者は無料です。

※コレクション展は「大分市美術館年間パスポート」がご利用できます。
※第59回大分市美術展開催中(2月28日~3月22日)は、無料       

会場 大分市美術館 常設展示室3

主な展示作品(都合により変更する場合があります)

五輪牡丹図

片多徳郎

《五輪牡丹図》1932年

芙蓉蟷螂図

片多徳郎

《芙蓉蟷螂図》不詳

遊鯉

権藤種男

《遊鯉》不詳

関連情報

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お問い合わせ

教育委員会事務局教育部美術館 美術振興課 

電話番号:(097)554-5800

ファクス:(097)554-5811

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