ホーム > 文化・スポーツ・観光 > 文化 > 展覧会情報 > 過去の展覧会 > 平成28年度(展覧会情報) > 28年度 特別展8「郷土在住作家展10 鈴木忠実展/髙木岩義展」
更新日:2017年7月21日
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※鈴木忠実《霧を行く》2002年
鈴木忠実は、1935(昭和10)年、大分市生まれ。1963年、独学で日本画を描き始め、翌年の第34回大分県美術展に《追憶》を出品し、初入選。1968年、宮崎武夫の勧めで、第18回新興美術院展に出品し佳作賞を受賞、同院会員となる。1980年、同院審査員、1991(平成3)年、同院理事、1998年、同院常任理事(2015年退会)。その間、日本美術協会賞(80・87年)、文部大臣奨励賞(93年)等、多くの受賞を重ね、2001年、大分県日本画協会会長となる。その一方で、日本画研究グループ「大分志炎会」や「浅葱会」等を主宰し、後進の育成に努めた。
本展では、初期の《乳児院》、80年代にヨーロッパを取材した《聖母》、90年代半ば以降インドをテーマにした《ガンガー》等シリーズより、厳選した代表作約80点および関連資料を展示し、日本画家鈴木忠実の約55年にわたる画業の全貌を紹介した。
※髙木岩義《午後の瞑想09-天景》2009年
髙木岩義(大分市在住)は、1939(昭和14)年、臼杵市生まれ。1962年、大分大学学芸学部を卒業後、公立中学校技術科教諭となる。その後、児玉成弘の勧めで油彩画の制作を始め、1973年、第28回行動美術協会展に《大威徳明王》を出品し、初入選。同年、秋月述生、安東隆美、児玉成弘、髙木岩義、二宮秀夫、守末利宏、若林和子の7名で「行動大分作家協会」を設立。1980年、宇治山哲平らを中心に結成された「潮流の会」に参加、県洋画壇に新風を吹き込んだ。1994(平成6)年、第49回行動美術協会展に《午後の瞑想94-2》を出品し、会友賞を受賞、同協会会員となる。
本展では、70年代の「くにさき」、80年前半の「帰依」、具象から抽象に作風を転換した80年後半の「私はそれを知りたい」、90年代の「午後の瞑想」等シリーズより、厳選した代表作約80点および関連資料を展示し、洋画家髙木岩義の約45年にわたる画業の全貌を紹介した。
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