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更新日:2012年4月20日

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23年度 特別展6「若き日の田能村竹田展-文化年間を中心に」

若き日の田能村竹田展―文化年間を中心に

若き日の葛藤、詩画への情熱

田能村竹田(1777-1835)は、文化・文政期から天保期に至る、わが国南画の隆盛期を支えた中心的画人です。豊後国岡藩(現竹田市)の侍医の家に生まれた竹田は、藩校由学館に儒者として仕えましたが、文化8(1811)年に起こった百姓一揆に際し、2度にわたって「建言書」を藩に提出して容れられず、これを契機に、文化10(1813)年、37歳で隠居しました。こうした一官僚としての現実と、脱俗への憧れとの狭間で葛藤を続けた前半生で、竹田は詩学の世界に向かい、一方で本格的な画を志して優れたれた花卉・花鳥画を描き、独自の山水画にも取り組みました。

これらの画には、隠居以後の文人生活の中で、文政後期から天保初期に確立する、いわゆる「竹田様式」の前兆がみとめられる一方で、20歳代で稿をおこした画論『山中人饒舌』のほか、さまざまな著作や書簡に吐露された、若き日の竹田の芸術観や揺れ動く心が、その筆致と色彩に宿り、この時代特有の新鮮な魅力を放っています。

本展では、文化年間を中心に、竹田の青年期に改めて焦点をあて、画風を整理し、その変遷をたどるとともに、同時代の竹田の著作物や書簡などの資料のほか、竹田の前半生を支えた地元の師友たちの作品も併せて展示しました。

《雁来紅群雀図 1813》

【会期】平成24年1月6日(金曜日)~2月19日(日曜日)

【開館時間】午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

【休館日】第1月曜日を除く月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日)

【観覧料】一般600円(500円)/高校生・大学生400円(300円)

中学生以下 市内・市外を問わず無料

  • ( )内は20名以上の団体料金です。
  • 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳提示者とその介護者は無料
  • 上記観覧料で、コレクション展(常設展)もご覧いただけます。
  • 本展は「大分市美術館年間パスポート」がご利用いただけます。

【講演会聴講無料

1月21日(土曜日)午後2時~午後3時30分

講師 古賀道夫氏(大分県立芸術会館主幹学芸員)

場所 ハイビジョンホール

参加者 72名

【展示解説】

会期中毎週水曜日 午後2時~(30分程度)

解説 当館職員

場所 企画展示室

参加者 66名

【出品点数】77点(出品リストはここをクリック(PDF:480KB)してください。)

【観覧者数】4,332人

【主催】大分市美術館、大分合同新聞社

【後援】NHK大分放送局、OBS大分放送、TOSテレビ大分、OAB大分朝日放送、エフエム大分、OCT大分ケーブルテレコム

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お問い合わせ

教育委員会事務局教育部美術館 美術振興課 

電話番号:(097)554-5800

ファクス:(097)554-5811

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