ホーム > 文化・スポーツ・観光 > 文化 > 展覧会情報 > 過去の展覧会 > 平成17年度(展覧会情報) > 平成17年度 特別展3「近世絵画の水脈-狩野派から若冲、大雅へ ~静岡県立美術館所蔵による~」のご案内
更新日:2016年8月29日
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伊藤若冲(じゃくちゅう)「樹花鳥獣図屏風(じゅかちょうじゅうずびょうぶ)」部分
日本の近世絵画は、室町から幕末までの約400年にわたって、流派(りゅうは)としての命脈(めいみゃく)を保った狩野派(かのうは)を中心に展開していきました。狩野派は時の権力者と密接な関係を結びながら、力強く豪華(ごうか)な画風からあっさりと淡白(たんぱく)な様式まで、時代の求めに応じた幅広い画風によって、全国的に広くその勢力を拡大していきました。そして、江戸時代も後期になると、狩野派の絵画教育を受けた画家の中から、さらに中国絵画や西洋銅版画に刺激を受け、円山応挙(まるやまおうきょ)や伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)、或いは池大雅(いけのたいが)らが新しい流派を確立、日本近世絵画はより充実した多彩な展開を遂げていきます。
本展はこうした日本近世絵画の流れを、静岡県立美術館が所蔵する狩野派とその周辺にあった有力画派の名品約40点により紹介するものです。この機会にぜひ、近世絵画の豊かな魅力あふれる世界をお楽しみください。
《会期》
平成17年11月18日(金曜日)~12月25日(日曜日)《休館日》
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)。ただし、12月5日(月曜日)は開館、12月6日(火曜日)が休館。
《会場》
企画展示室
狩野探幽(かのうたんゆう)「一ノ谷合戦(いちのたにかっせん)・二度之懸図屏風(にどのかけずびょうぶ)」部分
《観覧料》
一般:1000(800)円、高・大生:700(500)円、中学生以下無料
※()内は団体(20名以上)料金。
※上記料金にて常設展示室を併せてご覧になれます。
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者は無料。
《主催》
大分市美術館、静岡県立美術館、大分合同新聞社
《後援》
大分県民芸術文化祭実行委員会、大分県芸術文化振興会議、NHK大分放送局、OBS大分放送、TOSテレビ大分、OAB大分朝日放送、大分ケーブルテレコム、エフエム大分
《関連事業等》
《主要出品予定作品》
右の作品 円山応挙「木賊兎図」
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