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更新日:2009年12月11日

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17年度 特別展2「戦後大分の美術2 大分前衛美術会/7人の会-その軌跡をたどって-」

江藤明「翔」の画像

江藤明《翔》1959(第1回大分前衛美術会展)

アンフォルメル旋風が吹き荒れた1950年代が終わり、1960年代初頭には、ヌーボー・レアリスムあるいはネオ・ダダと呼ばれる前衛芸術運動が起こり、さらにポップ・アートなどに見られる新たな具象的傾向が台頭します。また幾何学的抽象の復活など、抽象芸術自身も変質を遂げ、戦後芸術はまさに転換期を迎えました。

本展では、こうした国際的規模における美術界の動向に敏感に反応しつつ、大分を主舞台にして、1960年から1966年まで活動した「大分前衛美術会」、1967年から1972年まで活動した「7人の会」の活動状況を明らかにすることにより、当時エネルギッシュに展開した大分の美術界の状況を紹介します。
また、当時の作家たちの、その後の活躍も併せて紹介し、彼らの活動が県画壇でどのような役割を演じてきたかを御覧いただきます。

《会期》
平成17年9月21日(水曜日)~11月7日(月曜日)

《開館時間》
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

《休館日》
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日。ただし、第1月曜日は開館し、翌日の火曜日が休館)

《会場》
企画展示室

《観覧料》
一般:600(500)円、高・大生:400(300)円、中学生以下無料
※()内は団体(20名以上)料金。
※上記観覧料で常設展も併せて観覧できます。

《リレー講演会》

  • 9月21日(水曜日)三浦勉氏(画家)
  • 9月25日(日曜日)脇正人氏(画家・自由美術協会会員)
  • 10月1日(土曜日)児玉成弘氏(画家・行動美術協会会員)
  • 10月7日(金曜日)十時良氏(画家・自由美術協会会員)
  • 10月15日(土曜日)井上佐之助氏(美術家)
  • 10月28日(金曜日)渡辺恭英氏(画家・大分県美術協会会長)

時間:いずれも午後2時~3時30分
会場:ハイビジョンホール(無料)

第5回大分前衛美術会展の画像

第5回大分前衛美術会展会場

大分前衛美術会は、「平和を根幹とした、きびしい現実認識のうえに立って創作し、批評の場を組織する」という宣言文を掲げ、1960年11月に結成された美術家グループで、安藤真(1932年~/日出町在住)、井上佐之助(1932年~/中津市在住)、江藤明(1929年~/日出町在住)、神田千里(1920年~1999年/佐伯市)、児玉成弘(1932年~/大分市在住)、十時良(1933年~/大分市在住)、脇正人(1926年~/大分市在住)の計7名で結成されました。
1961年3月当時の別府観光物産館で第1回展を開催し、1966年の第6回展が終了するまで活動を続けたグループです。

岩尾秀樹「群像(白)」の画像

岩尾秀樹《群像(白)》1968(第2回7人の会展)

7人の会は、「作家意識の確認と清新なる発表の場を創る」という宣言文を掲げ、1967年11月に結成された美術家グループで、岩尾秀樹(1924年~/別府市在住)、神田千里(1920年~1999年/佐伯市)、児玉成弘(1932年~/大分市在住)、二宮秀夫(1933年~1984年/山香町 現:杵築市)、廣瀬通秀(1920年~/大分市在住)、三浦勉(1935年~/東京都在住)、脇正人(1926年~/大分市在住)の計7人で結成されました。
その後、井上佐之助(1932年~/中津市在住)、新名隆男(1941年~/東京都在住)、渡辺恭英(1936年~/大分市在住)、飯尾寿夫(1928年~/大分市在住)、西村駿一(1930年~/別府市在住)らが新たに参加しています。
1968年6月トキハ文化ホールで第1回展を開催し、1972年1月に北九州市八幡美術館で第4回展を開催した後、解散しています。

お問い合わせ

教育委員会事務局教育部美術館 美術振興課 

電話番号:(097)554-5800

ファクス:(097)554-5811

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