ホーム > 文化・スポーツ・観光 > 文化 > 展覧会情報 > 過去の展覧会 > 平成17年度(展覧会情報) > 17年度 特別展1「幻のロシア絵本1920-30年代展」
更新日:2011年4月22日
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ウラジーミル・レーベジェフ「サーカス」(部分)
ロシアでは、1920年代から30年代にかけて新しい国づくりの理想を背景に、子どもへの教育を重視した芸術家たちが、ロシア・アヴァンギャルドの成果を盛り込んだ新鮮なデザインと言語感覚に彩られた絵本を生み出した。これらは、ロシア国内はもとより、パリ、ロンドンでも注目の的となり、20世紀絵本の流れを決定付ける役割を果たした。
本展では、こうした絵本に強い関心を持っていた20世紀日本を代表する画家、吉原治良らが所有していたロシア絵本の貴重なコレクションを中心とした約250冊と関連資料により、ロシア絵本の魅力とともに、それらの絵本が昭和初期の日本の芸術家たちに与えた影響について紹介した。
【会期】平成17年7月15日(金曜日)~9月11日(日曜日)
【主催】大分市美術館、読売新聞西部本社、美術館連絡協議会
【後援】ロシア連邦大使館、ロシア国際文化科学協力センター、NHK大分放送局、OBS大分放送、TOSテレビ大分、OAB大分朝日放送、エフエム大分、OCT大分ケーブルテレコム
【協賛】花王株式会社【協力】日本写真印刷株式会社
【出品点数】絵本250冊及び関連資料
【観覧者数】11,759人
【観覧料】一般800円(600円)、高校生・大学生600円(400円)、中学生以下無料
※()内は団体(20名以上)料金。
【関連行事】
おじいさんがコストロマからレニングラード(現サンクト・ペテルブルク)に向かって歩いていると、向こうから12人の子どもがやってきた。(下へ続く)
ウラジーミル・コナシェーヴィチ「バスケットの子猫」(部分)
(続き)子どもたちはめいめい3つのバスケットを持ち、どのバスケットにも猫が1匹入っている。猫にはそれぞれ12匹の子どもがいて、どの子猫もネズミを4匹くわえている。
そこでふと、おじいさんは考えた。子どもたちはいったい何匹のネズミと猫をレニングラードへ連れていくのだろうか、と。
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