ホーム > 環境・まちづくり > 環境・地球温暖化対策 > 公害対策 > 市民の方向け > 水質(市民の方向け) > 河川が赤い、油のようなものが浮いている? ~正体は鉄の酸化皮膜かもしれません~

更新日:2017年2月21日

ここから本文です。

河川が赤い、油のようなものが浮いている? ~正体は鉄の酸化皮膜かもしれません~

晴れが続いたり水が流れにくい状態になると、水量の乏しい水路や河川では、水底が赤く濁っていたり、水面に油膜のようにギラギラしたものが浮いていることがあります。

これは土壌中に広く生息している鉄バクテリアという細菌により、水中の鉄分が沈殿物や鉄の酸化皮膜(鉄バクテリア皮膜)になったものである可能性が高いです。

鉄バクテリアによる沈殿物や皮膜は、鉄分の多い土地では全国的によく見られる自然現象です。

<赤く濁った水路>

<鉄バクテリア皮膜>

 鉄バクテリアとは

  • 二価の鉄イオンを酸化する際のエネルギーを得て生活している細菌で、土壌中に広く生息しています。
  • 二価の鉄イオンが酸化されて水酸化第二鉄が生成すると、赤褐色の沈殿物や、水面に油のような皮膜が発生します。

<赤く濁った河川>

→→→→→→

顕微鏡で検査

 <鉄バクテリア(線状のもの)>

 鉄バクテリアの見分け方

  • 臭い・・・鉄バクテリア皮膜は、油臭がしません。
  • 膜に触る・・・鉄バクテリア皮膜は、膜が割れて元に戻りません。油膜であれば膜状のままです。
    遠くにあるときには、石などを投げて調べることもできます。 

<触る前の鉄バクテリア皮膜>

→→→→

棒で撹拌

<触った後の鉄バクテリア皮膜>

 

お問い合わせ

環境部環境対策課 

電話番号:(097)537-5758

ファクス:(097)538-3302

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページは見つけやすかったですか?

このページの内容はわかりやすかったですか?

このページの内容は参考になりましたか?

ページの先頭へ戻る