更新日:2023年9月1日

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令和5年第3回大分市議会定例会

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令和5年第3回大分市議会定例会 市長提案理由説明

令和5年第3回大分市議会定例会が開会されるに当たりまして、提出いたしました諸議案の概要を御説明いたします。
まずその前に、最近の市政の動きについて御報告申し上げます。
最初に、「各地域の祭り」についてであります。
新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後に迎えたこの夏、「大分七夕まつり」をはじめ、「ななせの火群まつり」、「本場鶴崎踊大会」などが開催され、どの祭りも大いに盛り上がりを見せておりました。
開催に当たりご尽力いただいた企業や団体、地域、商店街、ボランティアなど、すべての皆様に改めて心から感謝を申し上げます。
今後も、9月9日に「関の鯛つりおどり大会」、10月14日に「よいやかがり火」が開催されるなど、各地域の歴史や伝統を伝える特色ある祭りが続きます。ぜひ多くの皆様に参加していただきたいと思っております。
次に、「新型コロナウイルスワクチン接種」についてであります。
国が、本年度、接種費用を全額公費負担により行うこととしている、新型コロナウイルスワクチンの接種についてでありますが、本市におきましては、65歳以上の高齢者や基礎疾患がある方など、重症化リスクが高い方等を対象に、令和5年 春開始接種に取り組んでいるところでございます。
今後は、令和5年秋開始接種といたしまして、3回目接種までを終えた生後 6か月以上4歳までの方、2回目接種までを終えた5歳以上のすべての方を対象に、9月20日から順次接種を開始してまいります。
秋開始接種については、現在の流行主流株であるオミクロン株XBB.1.5(エックスビービー・ワン・ファイブ)に対応した1価ワクチンを使用して行うこととしております。これにより、重症化予防効果はもとより、発症予防効果の向上が期待されるところでございます。
接種券の発送スケジュール等、接種に関する最新の情報については、市報やホームページを通じて市民の皆様へ分かりやすくお知らせするとともに、引き続き、県や大分市連合医師会等の関係機関と連携を図りながら、接種を希望される方が、安心して接種を受けることができる体制を整備してまいります。
次に、「大分市プレミアム付商品券」についてであります。
去る8月28日、4回目となる大分市プレミアム付商品券の購入事前申込の受付を開始いたしました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降冷え込んだ、個人消費および地域経済の活性化を図るため、県と連携して大分商工会議所を実施主体としたプレミアム付 商品券をこれまでに3回発行し、いずれの回におきましても発行数を上回るお申し込みをいただいたところであります。
長引く物価高騰に対する個人消費の下支えをはじめ、市内事業者が価格転嫁しやすい環境の創出や地域経済のさらなる回復を図るため、今回は紙商品券、電子商品券ともに発行数をこれまでの2倍としております。
また、購入申込数が発行数を上回った場合の抽選方法につきましても、できるだけたくさんの皆様に購入していただけるよう見直しを行ったところであります。多くの皆様にご利用いただくことによって、本市経済の活性化を図ってまいりたいと考えております。
次に、「おおいたパートナーシップ宣誓制度」についてであります。
本日9月1日から運用を開始いたしました本制度は、一方または双方が性的マイノリティであるお二人が、お互いを人生のパートナーとして日常生活において相互に協力し合うことを約束した関係であることを宣誓した事実を市が認め、パートナーシップ宣誓書受領証を交付するものであります。
法律上の婚姻とは異なり、法的な権利および義務は発生しない制度であるため、相続や税の控除などが生じるものではございませんが、交付された受領証を提示することにより、市営住宅の申込や罹災証明書の交付など、一部の行政サービスが利用できるようになります。
本制度の導入を通じて、市民の皆様が互いに多様性を認め、他人の基本的人権を尊重し合い、あらゆる人が活躍できる社会の構築を目指してまいりたいと考えております。
最後に、「さまざまな大分市の魅力」についてであります。
本市の港を中心とする臨海部の工場群は、新産業都市の指定を契機に発展し、製造品出荷額が九州1位となる全国有数の規模であり、本市の大きな特色の一つであります。
一方で、物を多く製造する過程で排出される産業部門由来の二酸化炭素は、市域内の排出量の多くを占めている状況でもあります。去る8月2日には、県および本市をはじめ関係する産学官の代表が集まり「グリーン・コンビナートおおいた」推進会議を発足し、カーボンニュートラルへの転換を目指し連携して取り組むことと なりました。
このような状況の中、去る8月27日、大分港において「令和5年大分みなと祭り」が4年ぶりに開催され、約7,700人の方にご来場いただきました。多くの皆様に、世界と日本を繋ぐ雄大な港を身近に感じていただけたのではないかと思っております。
この秋には、工場群の夜景を楽しむことができる「工場夜景クルーズ」のモニターツアーを実施する予定としております。来春開催される福岡・大分デスティネーションキャンペーンを見据え、産業観光の新たなコンテンツの一つとなるよう取り組むとともに、県ならびに大分コンビナート企業の皆様とカーボンニュートラルの 実現に向けた取り組みを進め、グリーン・コンビナートへ変化していく工場群を本市の新たな魅力として発信してまいりたいと考えております。
また、9月30日、10月1日の2日間、UCI(国際自転車競技連合)公認自転車ロードレースとして、国内12チームと海外6チームを招聘し、「OITAサイクルフェス!!!2023」が開催されます。
今回は、開催10周年を記念し、お子様を対象とした「ストライダーエンジョイカップ大分ステージ」や九州内の自転車競技強豪校が参加する高校生自転車レース「おおいたクリテリウム甲子園」などのイベントを実施いたします。若い世代の方の自転車に対する興味関心の更なる高まりが期待できるとともに、皆様には、世界レベルの白熱したレースを楽しんでいただくことができると思っております。
さらに、各種アーバンスポーツの魅力に触れられるイベントとして「OITA URBAN SPORTS FES 2023」を10月8日、9日の2日間、 お部屋ラボ 祝祭の広場にて開催することとしております。会場では、スケートボードやBMX(ビーエムエックス)、3人制バスケットボールの3X3(スリー・エックス・スリー)、ダンスなど、各競技のプロ選手によるパフォーマンスや、初心者でも気軽に参加できる体験コーナーを設置するなど、子どもからシニアの方まで、幅広い市民の皆様にアーバンスポーツの魅力を体感いただける機会を創出いたします。
これらの取り組みを通じて、本市の特色ある魅力や新たな魅力の創造・発信につなげてまいります。

 予算議案

(一般会計補正予算)
それでは、予算議案について御説明申し上げます。
今回の一般会計補正予算は、本年6月下旬から7月上旬にかけての大雨および8月に九州の西の海上を通過した台風6号により被害を受けた、「県指定史跡 府内城跡」の西側土塀の復旧に係る経費として、1億3,000万円を計上いたしております。
その結果、補正後の一般会計予算総額は2,162億7,200万円となった ところであります。
また、歳入についてでありますが、今回の補正予算の財源といたしましては、
国庫支出金9,100万円
市債3,900万円
を計上いたしております。

 一 般 議 案

次に、一般議案の主なものについて御説明申し上げます。
まず、議第90号は、大分市火災予防条例の一部改正についてであります。これは、対象火気設備等の位置、構造および管理ならびに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部改正に伴い、所要の改正をしようとするものであります。
議第91号は、大分市立幼稚園条例の一部改正についてであります。これは、平成30年度に定めた「大分市立幼稚園および保育所の在り方の方針」における幼稚園の休園・統廃合基準を踏まえ、地域の実情を勘案した総合的な判断により、桃園幼稚園および別保幼稚園について、令和6年4月1日をもって廃止しようとするものであります。
さて、本日9月1日は、関東大震災から100年であります。
議第93号は、土地買収についてであります。これは、戸次地区防災拠点施設整備事業の用地として、2万2,598.70平方メートルの土地を大分県土地開発公社から購入しようとするものであります。
議第94号は、家島緑地津波緊急避難施設整備工事について、当該工事により 発生した土を盛土に利用できないことが判明したため、盛土用の土を購入する必要が生じたことなどから、契約の金額を変更する契約の締結をしようとするものであります。
議第99号は、令和4年度一般会計ならびに特別会計の決算につきまして、地方自治法第233条第3項の規定に基づき、認定をいただこうとするものであります。その概要を御説明申し上げますと、一般会計では、
歳入2,171億2,928万7千円
歳出2,112億5,851万円
となっており、歳入歳出差引額は、58億7,077万7千円となっております。
また、10特別会計の合計決算額は、
歳入1,012億2,853万5千円
歳出971億6,716万3千円
となっており、歳入歳出差引額は、40億6,137万2千円となっております。
議第100号は、令和4年度水道事業会計の剰余金の処分および決算につきまして、地方公営企業法第32条第2項および第3項の規定に基づき議決、ならびに同法第30条第4項の規定に基づき認定をいただこうとするものであります。
その概要を御説明申し上げますと、収益的収支では、
収入総額108億3,633万3千円
支出総額88億9,919万4千円
となり、税抜き後、15億8,191万4千円の当年度純利益を計上いたしました。
次に、資本的収支では、
収入総額20億3,082万5千円
支出総額63億1,344万1千円
となり、42億8,261万6千円の収支不足額を生じましたが、損益勘定留保資金等で補てんいたしたところであります。
議第101号は、令和4年度公共下水道事業会計の決算につきまして、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき認定をいただこうとするものであります。
その概要を御説明申し上げますと、収益的収支では、
収入総額126億8,374万2千円
支出総額122億5,368万3千円
となり、税抜き後の収入と支出は同額となり、収支は均衡いたしました。
次に、資本的収支では、
収入総額 103億6,346万6千円
支出総額 146億8,904万3千円
となり、43億2,557万7千円の収支不足額を生じましたが、損益勘定留保資金等で補てんいたしたところであります。
その他の議案につきましては、その都度担当者から説明いたさせます。
何とぞ、慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

お問い合わせ

財務部財政課 

電話番号:(097)537-5607

ファクス:(097)532-3511

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